万能竿の選び方とおすすめ

1. 投げ竿

投げ竿の場合、10～15号、長さ3m前後のものが万能竿としておすすめ。

通常の投げ竿より短いタイプで、軽くて取り回しやすいです。

他のタイプの竿と比べて、重たい仕掛けを投げるのに向いています。

投げ竿タイプなので重たい仕掛けでも投げやすく、狙い通りの場所に投げることもしやすいです。
（逆に磯竿のような長くてしなる竿で、10号とかの錘を投げるにはコツが必要）

穂先は太めで折れにくいです。

もし釣り初心者におすすめするなら、投げ竿タイプの万能竿が扱いやすくトラブルが少なくて良いと思います。

　

2. ルアーロッド

ルアーロッドの場合、長さ9フィート（2.7m）前後、投げられるルアーが最大30g～40g程度のものが万能竿としておすすめ。

「シーバスロッド」で探すと、条件を満たすルアーロッドがすぐ見つかるでしょう。

シーバスロッドの場合、ロッドパワーが「ML（ミディアムライト）」か「M（ミディアム）」クラスであれば、最大約30～40gまでのルアーを投げることができます。

ちなみに、30gは8号の錘、40gは10～11号の錘に相当します。（錘1号＝3.75g）

参考: オモリ号数をｇ（グラム）に換算

　

モバイルタイプのロッドは、コンパクトに収納できるので持ち運びに便利。

一般的なルアーロッドは2本継ぎのものが多いです（竿を2分割にして持ち運びが可能）。

　

2本継ぎのルアーロッドの場合、磯竿や投げ竿用のロッドケース（130cm前後）では入らない場合があるので注意。

スペック内の仕舞寸法を見て、手持ちのロッドケースに納まる長さかどうかチェックするとよいです。

　

3. 遠投磯竿

遠投磯竿の場合、3号、長さ4m前後のものが万能竿としておすすめ。

遠投と書かれた磯竿は、仕掛けを遠くに投げるのに向いています。（イメージとしては投げ竿やルアーロッド風の磯竿）

ちょい投げやサビキ釣りはもちろん、アジ等のカゴ釣り、タチウオの電気ウキなどにも使えます。

1～3号の普通の磯竿と比べて、穂先が太めで折れにくいです。

磯竿の中には長さが5m以上のもありますが、堤防で使う場合は短めのほうが取り回しやすいです。

　

4. 磯竿

遠投タイプではない通常の磯竿の場合、2～3号、長さ3m前後のものが万能竿としておすすめ。

このタイプの磯竿は短めで扱いやすく、ウキ釣り・サビキ釣り・ちょい投げなど防波堤での様々な釣りで活躍します。

　

釣りが初めての方・磯竿を使うのは初めての方は、なるべく穂先が太めなものを選びましょう。

例えば下記の「シマノ ホリデー磯」や「プロマリン 極光サビキDX」など。

穂先の太さが2.0mm前後で10号の投げ竿と大体同じ太さ＝折れにくいです。

※ちなみに通常の磯竿だと穂先の径が1.0～1.4mmほど。ちょっとしたことで簡単に折れてしまうので扱いには要注意。

　

竿の素材はカーボン製のほうが軽く、竿を持つ手が疲れにくいです。

安い竿だとグラス製で重たいものが多いです。（ホリデー磯はカーボン製）

　

5. 船竿

船竿の場合、万能振出・パックロッドと呼ばれるタイプで、20号、長さ2m前後のものが万能竿としておすすめ。

主にボートでの釣りに向いた竿。短めなので、真下に仕掛けを落とせる堤防や海上釣り堀向けです。

　

このタイプの竿はコンパクトに仕舞えるものが多いです。

仕舞寸法が50cm以内のものが多く、バッグやカバンに入れて持ち運ぶことができます。

　

長さが2.4mとか2.7mといったものもありますが、短いほうをおすすめします。

船やボート釣りの場合、竿の長さは2mぐらいまでが取り回しやすいからです。

岸釣りメインで3mぐらいの長さを求めるのであれば、他の竿にしたほうがよいです。

　

注意点として、この手の船竿はグリップが短いです。リールを取り付ける部分から竿尻までの長さが短いです。そのため、他の竿と比べると仕掛けが投げにくいです。

飛距離を求めるのであれば、投げ竿かルアーロッドにしたほうがいいでしょう。

　

※船竿での「錘負荷(号)」は、仕掛けを真下に降ろして使う場合の錘の号数です。投げ竿のように投げることができる錘の号数ではない点に注意。