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寒い時期の服装(冬の釣りの防寒対策)

[更新日: 2016年12月17日]

冬の服装、防寒着などの選び方についてまとめてあります。

冬用の服・防寒着の選び方

冬の時期に釣りをするには、寒い中でも快適に過ごすことができる格好をしなければなりません。(特に夜釣りでは寒さとの戦いになります。)

冬では服を何枚か着重ねしますが、ただやみくもに着込んでも思ったほど寒さを防げなかったりします。着ている服の種類や重ね着の仕方が悪いと、寒すぎて釣りどころではなくなります。

なので、これから冬の釣りを始める方、これから釣り用の防寒着などを買おうと考えている方は、まず重ね着についての知識を知る必要があります。※手・足・頭の防寒対策については後述。

重ね着のポイント

まず、着るものを3つのグループに分けます。

  • アウターレイヤー(上着、外着)
  • ミドルレイヤー(中間着)
  • ベースレイヤー(下着、肌着)

そして、それぞれのグループに求められる機能は以下の通り。

アウターレイヤー

  • 防風性: 冬場の冷たい風をシャットアウトし、保温性を保つ。
  • 防水性: 波しぶきや突然の雨を弾き、中の服が濡れないようにする。
  • 透湿性: 体から発生する湿気を外へ逃がし、裏地の結露や汗冷えを防ぐ。

ミドルレイヤー

  • 保温性: 体温で温められた空気を留まらせる。
  • 通気性: 運動量が多い、汗をかきやすい場合に重視。
  • 速乾性: 運動量が多い、汗をかきやすい場合に重視。

ベースレイヤー

  • 吸水性: 汗をかいたとき素早く吸収して汗冷えを防ぐ。
  • 速乾性: 素早く乾いて肌をドライに保ち、汗冷えを防ぐ。
  • 保温性: 体温で温められた空気を留まらせる。

冬用の服を買う際は、上記の機能を満たすものを選ぶようにします。

特にアウターを選ぶとき、まず「風を通さない」ことを重視してください。いくら厚着しても上着が風を通してしまうようだと、体がすぐに冷え込んでしまい釣りどころではなくなります。

次に、各グループごとに冬場に適した服の種類や素材など、より具体的に紹介していきます。

冬の釣り場で使える服

アウターレイヤー

レインウェア

いわゆる雨合羽。なるべく透湿性があるものを選びましょう。

透湿性がないものだと、着ているうちに段々蒸れてきて、中に着ている服が湿気って冷たくなり、体が冷える原因となります。長時間釣りをする場合は透湿性があるものを選んだほうがいいです。

透湿素材として有名なのが「ゴアテックス」で、登山用のアウターウェアでは定番の素材として使われています。ただし値段が高め。上だけ(ジャケットのみ)で2万円、上下セット(ジャケットとズボン)で3~4万円程度の予算は必要になるでしょう。

他にも各メーカー独自の透湿素材を用いたレインウェアが販売されています(モンベルの「ドライテック」、東レの「エントラント」など)。値段はゴアテックスより安いものが多いです。透湿性能はゴアテックスよりも劣るものが多いようですが、普段の釣り用途であれば十分使えるでしょう。防波堤や海釣り公園で釣りをする場合、登山と比べて運動量が少ない=汗をかく機会が少なく、それほど透湿性にこだわる必要はないといえるからです。

防寒スーツ(ウインタースーツ)

表地が防風・防水性の高い素材で、中綿入りのもの。冷たい外気をシャットアウトするうえ保温性もあるので、厳寒期の釣り(夜釣り、曇りで風が強い日など)で活躍します。

防寒スーツはアウトドアや冬場の作業着として売られているものが多く、値段が安いものが多いので手頃なのが魅力。

表地が「PVC(ポリ塩化ビニル)」のものは、汚れや擦れに強いのが特徴です(欠点は通気性が悪く、蒸れやすい)。

注意点として、日中、日が出てて風がない状況で着てると暑くて汗をかくことがあります。

他にも気をつける点として、以下の通り。

  • 暖房が効いてる電車やバスの中で着るには暑すぎる。
  • コンパクトに畳めない。かさばる。
  • 蒸れると中綿が湿気ってくる。着終わったら裏返して干さないと中綿が乾かず、雑菌が繁殖して臭いが発生したりする。

ミドルレイヤー

ダウン

ライトダウン、インナーダウン。上(トップス)は、ライトダウンジャケット、ダウンベストなど。下(ボトムス)は、ダウンパンツなど。

薄手のタイプ(ユニクロのウルトラライトダウンみたいなタイプ)が適しています。あまりモコモコしたタイプ(外着として着るようなタイプ)はミドルレイヤーとしては使えません。

ダウンウェアの特徴として、まず軽いこと。そして空気の層が大きく保温性が高いことです。アウターを着ることによって、冬場の厳しい寒さでも暖かさを保つことができます。

欠点は蒸れやすいこと。

登山用の本格的なものもありますが、釣り場で着るものであれば安いものでも十分使えます。

フリース

上は、フリースジャケット、フリースベストなど。下は、フリースパンツなど。

フリースは主にポリエステルを原料に起毛状に作られた素材で、保温性があり、ダウンと比べて中に着ても動きやすいのが特徴。また通気性がよくて乾きやすいため、動き回ったりして汗をかきやすい場面でも着ていることができます。

登山用の本格的なものがありますが、安いものでも十分使えます。

ベースレイヤー

アンダーシャツ、タイツ。

素材は化繊かウール。化繊は速乾性に優れます。ウールは保温性に優れ、汗冷えを起こしにくい性質をもちます。綿(コットン)は一度汗で濡れると乾きにくく、汗冷えを起こしやすいので避けるようにしてください。

安くて手頃なのは化繊のものです。スポーツや作業着向けに売られている冬用のものであれば、1着1,000円~2,000円程度で購入可能。なお、ものによっては染料の色落ちがしやすく、色移り(重ね着してるとき、洗濯時)には注意が必要です。

また値段が高くなりますが、登山用のアンダーウェアが使えます。メリノウール(羊毛)素材のものが人気。

手・足・頭の防寒対策

冬の釣り場で快適に過ごすためには、レインウェアや防寒スーツといった防寒着だけでなく手・足・頭部の防寒グッズも重要です。

管理人の防寒対策

以下は管理人の冬の釣りでの服装の例です。

夜釣り、気温5℃前後

  • アウターレイヤー: 防寒スーツ(中綿入り)。
  • ミドルレイヤー: フリース上下。上はフリースシャツとフリースジャケットの2枚重ね。
  • ベースレイヤー: 化繊のインナーウェア(+手首に貼るカイロ)。パンツも化繊(ドライタイプ)。
  • 手: 冬用フィッシンググローブ。
  • 足: 厚手の登山用ソックス+足下カイロ+ウインターシューズ。
  • 顔: 薬局で売ってる普通のマスク+バラクラバ+帽子
  • その他: 使い捨てカイロ or ハクキンカイロ。

メーカー・ブランド

「ワークマン」「リプナー(ロゴス)」「プロノ」は作業着・ワークウェアを主に扱っているブランドで、値段が安く手頃な製品が多いです。これから防寒着を揃えたいといった方にはおすすめのブランドです。

ある程度本格的なものを揃えたい場合は、釣具メーカーやアウトドアメーカー(特に登山用)の中から選ぶ形となります。フィッシングウェアを取り扱っているところは「シマノ」「ダイワ」「リバレイ」など。アウトドアメーカーは「モンベル」「ノースフェイス」「パタゴニア」などが有名。

参考情報