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玉網(ランディングネット)の選び方

更新日: 2017年2月9日

海釣りでは予期せぬ大物が掛かったりすることがあるため、玉網(たまあみ)・タモ・ランディングネットは必需品といえます。

玉網の選び方は大まかに、

  1. 必要な玉の柄を決める(釣り場にあった長さ、仕舞寸法などのスペックを決める)
  2. 狙う魚に合った玉枠と網を決める

といった流れになります。

玉の柄(ランディングシャフト)の選び方

長さ

玉の柄の長さは、釣り場によって最適な長さを選ぶ必要があります。目安として、足場から海面(干潮時)までの距離+1m程度は必要です。長さが足りないと当然魚を取り込むことができません。

柄の長さが長いほど、足場の高いポイントに対応でき、様々な釣り場で使うことができます。しかし、そのぶん重さが増すので、扱いづらい・一人での魚の取り込みがしにくい・携帯するのに不便になります。

逆に柄の長さが短いほど、軽くて扱いやすく、携帯に便利。ただし、足場の高い釣り場には長さが足りなくて使えないことがあります。

とりあえず最初の一本が欲しい場合、5m前後の長さのものを選ぶとよいでしょう。それぐらいの長さがあれば大抵の釣り場をカバーできると思います。

素材

玉の柄の素材はグラスかカーボンに大別されます。(竿と同じ)

グラス製(カーボン含有率が低いもの)は値段が安いのが強み。ただしカーボン製と比べて重く、柄を伸ばしたときグニャグニャとしていて扱いづらい傾向にあります。

カーボン製のものは軽量でハリがあり操作性が高いのが大きなメリット。ただしグラス製より高価です。長く使うつもりであればカーボン製を選んだ方がよいでしょう。

仕舞寸法

柄は振出(テレスコピック)になっていて、魚を取り込むときに柄を伸ばして使います。

仕舞寸法の長さが120cm前後のものは、防波堤釣り全般、磯釣りなど。釣り座にドンと構える(移動することがあまりない)釣り向け。

継数が多く仕舞寸法が短いもの(70cm前後)は「小継」と呼ばれるタイプで、携帯性に優れています。ヘチ・落とし込みなどの探り釣り、シーバスなどのルアー釣り、エギング向けです。

玉枠(フレーム)と網(ネット)の選び方

形状と大きさ

丸型

枠が円の形をしたタイプ。堤防や磯など、釣り場ではよく見られる一般的な形状。

玉枠の大きさ(直径)は45~50cmあれば防波堤で釣れる大抵の魚を取り込むことができるでしょう。※取り込める魚の大きさについては後述。

ルアーでシーバス(スズキ)を狙う場合・大物狙いの釣りであれば、55~60cmぐらいの大きさがおすすめです。

ルアーの場合、魚が網に入っていく途中で、魚に掛かってるルアーのフックが枠や網に引っかかってしまい、魚が網の奥まで入っていかなくなることがあります。魚が半分くらいしか入ってない状態で玉網に引っかかってしまうと取り込みができず、しまいには魚が暴れてフックが外れ魚を逃がしてしまう結果になることもあります。

枠が大きければそういった事態が起こることが減り、またそうなったときでも枠が大きければ取り込める可能性があるので、ルアー釣りに関しては大きめの玉枠をおすすめします。

オーバル型

枠が楕円形・卵形のもの。ルアー用のランディングネットに多い形状。

丸型と比べて、先端(柄を取り付ける側の反対側)の幅が広くなっていて、魚を取り込みやすい形状になっています。

以下は、オーバル型のサイズと用途(ターゲット)の目安。

  • 約35×45cm(各メーカーのSサイズに相当)…メバル、アジ、クロダイなど。
  • 約45×55cm(各メーカーのMサイズに相当)…シーバス。
  • 約50×65cm(各メーカーのLサイズに相当)…シーバス、大型魚向け。

ワンピース式と折りたたみ式

ワンピース式

ジョイントのないタイプ。強度に優れ、壊れにくく長持ちします。

当然折りたたむことができないので収納面に難あり。

折りたたみ式

折りたためるようにジョイントが設けられているタイプ。「4つ折り」「3つ折り」など。

釣り場までの移動中にバッグやロッドケースなどに収納できるので便利。自転車・バイク・電車釣行の方におすすめ。

欠点はワンピースのものと比べて強度が劣る点。構造上ジョイント部がどうしても弱くなりがちで、ものによっては大きなエイなど重たい魚を取り込んだときジョイント部が壊れてしまうことがあります。

また、使った後は真水で洗ったりジョイント部に注油をしておかないと腐食を起こしてしまい、壊れやすくなります。

枠の素材

ステンレスやアルミが一般的。高価なものではチタンやジュラルミンなど軽量で丈夫な素材が使われています。

市販されてる玉枠の多くは網がセットされてあります。普段使うぶんには最初から枠についてある網で十分です。

もし網を別のものに替えたい場合(例えばもっと網の深さがあるものに替えたい等)、替え網を購入します。替え網は枠のサイズにあったものを選びます。例えば手持ちの玉枠が45cmであれば45cm用の替え網を選ぶようにします。

おすすめの替え網(スペアネット)はこちら

網の種類には、網底の目が細かくなっていて海に落としてしまったウキなどの仕掛けを回収できるもの(2段網目、3段網目)、タモ入れしたとき魚が傷つきにくいようにラバーコーティングが施されているもの(ルアーなどキャッチ&リリース(釣った魚を逃がすこと)のゲームフィッシング向け)、などがあります。

玉網の大きさと取り込める魚について

基本的に、魚が玉枠をくぐることができる大きさであれば、魚の長さが玉枠より大きくても取り込むことが可能です。

大きな魚を取り込めるかどうかは、玉枠の大きさより網の深さ(長さ)のほうが重要です。

枠45cm、網の深さ60cm

クロダイフッコ(スズキ)ぐらいの大きさの魚なら問題なく取り込み可能。

枠60cm、網の深さ80cm

管理人が釣った魚ではありませんが120cmオーバーのドチザメをタモ入れすることができました。

※上記の網の深さは、網底の中心から枠を通す部分までの長さを測ったおおよその数値。三角形(△)に例えると、辺(/)の長さ。垂線(|)の長さは、辺の長さからマイナス5~10cmぐらい。

ネジの規格

玉の柄と玉枠はネジで接続する作りになっています(玉の柄がメス側、玉枠がオス側)。素手で取り付け・取り外しができます(工具は不要)。

ネジの規格は基本的に各メーカー共通になっています(1/2のインチネジ(ウィットネジ)、4分ネジと呼ばれるもの)。

なので大抵は玉の柄と玉枠のメーカーが違っていても取り付けることができます。

メーカー・ブランド

まとめ

柄(シャフト)

  • 長さ…5m前後あれば大抵の釣り場で使える。
  • 仕舞…120cm前後のものは防波堤釣り全般、磯釣りなど。70cm前後(小継)はヘチ・落とし込み、ルアー、エギング向け。

枠(フレーム)

  • 丸型…45~50cmあれば大抵の魚を取り込むことが可能。シーバスなどのルアー釣り、大物狙いなら55~60cm。
  • オーバル型…シーバスなら「M(約45×55cm)」か「L(約50×65cm)」。メバル、アジ、クロダイなら「S(約35×45cm)」。

※足場がかなり高い場合

足場から海面までの高さが6m・7m以上あるような場合は、落としダモ(ロープ式の玉網)の購入を検討してみてください。

メリットとしては、一般的な玉網と比べて安価、柄がないので携帯性・持ち運びに優れる。

デメリットとしては、魚をタモに誘導するのが難しく玉の柄のものと比べて魚を取り込むのに苦労する、真下にしか使えないので磯場などでは使えない、魚を取り込むのに夢中になって前のめりになって海に転落する恐れがある、といったことが挙げられます。

初めて行く釣り場で足場の高さがどれだけあるか分からない場合、玉の柄が壊れたりして使えなくなった場合の予備として用意しておくといいかもしれません。

  • カテゴリー: 玉網
  • 投稿日: 2015年03月09日

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