この記事は、夏の時期に釣りをする方、主に以下の方に向けた内容となっています。
- 日焼けしたくない人
- 天気のいい日に半袖・短パンで釣りをしたところ、真っ赤になって後悔した人
- 汗や湿気で肌がべとつかず、快適に過ごしたい人
管理人が実際に着ている服を例に出しながら、夏に合った格好について説明していきます。
トップスの組み合わせ
夏服のトップスとして、以下に4パターン紹介します。
その1:ドライの長袖(ロングスリーブ)Tシャツ
薄手で速乾性の高い長袖Tシャツ。
製品名に「メッシュ」「ドライ」「速乾」などと書かれたものが該当します。
シャツの素材はポリエステルやナイロンがおすすめ。
コットン(綿)は、汗や水で濡れると乾きにくく、べたつきやすいです。
注意点として、シャツの色がホワイト系の場合、濡れると下着・肌が透けて見えてしまうことがあります。
女性の方は、アンダーシャツ+半袖シャツの組み合わせをおすすめします(後述)。
その2:アンダーシャツ+半袖シャツ
スポーツ・アウトドア系のファッションでよく見られる組み合わせ。
半袖シャツと組み合わせることで、汗をかいてアンダーシャツが濡れて透けるといった心配がありません。
▼夏に適したアンダーシャツ
- スポーツ向けのコンプレッションウェア、インナーウェア
- 薄手で通気性のよい長袖(ロングスリーブ)
半袖シャツは、Tシャツ、ポロシャツ、ジップシャツなど。お好みで。
その3:半袖シャツ+パーカー(フーディ)
アンダーシャツの代わりにパーカーで上半身の日焼けを防ぐコーデ。
パーカーのフードをかぶれば、首や耳の日焼けを防ぐことができます。
▼夏に適したパーカー
- 薄手
- 「ドライ」「速乾」「メッシュ」と書かれてあるもの
マリンスポーツ系の格好でよく見られる「ラッシュパーカー」と呼ばれるタイプもおすすめ。
※ラッシュパーカーとはラッシュガードと呼ばれるウェアの一種。フード付きのラッシュガード。
その4:半袖シャツ+アームカバー
アームカバーは薄手でストレッチ性のある生地なので、ドライな着心地で腕が動かしやすいのが特徴。
サムホール付きで手の甲までカバーできるタイプもあります。
女性の方にはUV対策でおなじみのアイテム。
注意点として、半袖とアームカバーの間に素肌が出て、その部分だけ日焼けしてしまうことがあります。
アームカバーをつけた状態で釣りをしてると、徐々に二の腕側がずり落ちてきます。
ずり落ちた状態に気付かないまま釣りを続けてると、その部分だけ日焼けしてしまいます。
これを防ぐには、アームカバーがずり落ちてないかこまめにチェックする必要あり。
個人的には、二の腕の日焼けを防ぐなら上記に挙げた長袖・パーカーを着たほうが確実。
手首の日焼けを防ぐアイテム
手首の日焼けを防ぐには、以下のどれかのアイテムを選ぶとよいです。
- サムホール付きのシャツ、またはパーカー
- リストカバー
サムホール付きのシャツ、またはパーカー
サムホールとは、袖口にある親指を通す穴のこと。
このタイプのシャツ、またはパーカーであれば、手首・手の甲の日焼けを防ぐことができます。
▼サムホール付きの長袖の注意点
ルアー釣りなどでキャストの動作を繰り返すと、以下の不満点が起こる場合があります。
- キャストする度に肘部分が突っ張る。
- サムホールをかけてる箇所の袖口(親指と人差し指の間の部分)が食い込んで、痛みを感じるぐらい圧迫される。
これを防ぐには、実際に試着しキャストの動作をしてみて、サイズを確かめるしかありません。
ワンサイズ大きめのサイズを選べば、突っ張り感や窮屈感が出る可能性は少なくなると思います。
ただ、サイズを大きくすると丈が長くなり、サイズが合ってない感じが出てしまいます。
リストカバー
リストカバーは文字通り、手首をカバーし日差しを防ぐアイテム。
上記で紹介したサムホール付きの長袖は、サイズ(腕の長さ)がイマイチ合わなくて、肘部分が突っ張ったり、サムホールが親指の根元に食い込んだりすることがあります。
リストカバーであれば、そのような不満は起こりません。肘を曲げたりしても、リストカバーが引っ張られることは無いからです。
ボトムスの組み合わせ
アンダータイツ+ハーフパンツ+ソックス
アンダータイツ(レギンス、スパッツ)を履いて、その上からハーフパンツ(またはショートパンツ)を履いた格好。
アンダーシャツ+半袖シャツと同じく、スポーツ、アウトドア系のファッションでよく見られる組み合わせ。
タイツは、スポーツ・トレーニングのサポートタイツが一般的。ユニクロでも売られています。
短パンには色々ありますが、選び方としては2つあります。
- 動きやすさを重視するなら、スポーツブランドのものを選ぶ。薄手でストレッチ性が高い。
- 収納力を重視するなら、サイドにポケットが付いてるカーゴパンツタイプを選ぶ。アウトドア系ブランドで探せば見つかる。
ソックスは足首・足の甲の日焼けを防ぐために必須。
丈の長さはハーフ以上のものを選びましょう。
スニーカー丈やアンクルソックスだと、タイツとソックスの間の部分が開いてしまい、そこだけ日に焼けてしまうので注意。
足首の日焼けを防ぐアイテム
以下のアイテムがあります。
- ラッシュトレンカ
- アンクルカバー
ラッシュトレンカ
ラッシュトレンカとは、水着のような素材で作られたタイツの一種。
スポーツ用のタイツより生地は厚めで、耐久性があります。
裾が足の甲まで伸びていて、足首と足の甲をカバーすることができます。かかとは露出する形状となっています。
注意点として、ラッシュトレンカのサイズ(股下)が短いと、かかとを出す箇所が食い込んでくること。
タイツであるため、試着して自分に合うサイズを見つけてから買う、という方法がとれないのが難点。
アンクルカバー
アンクルカバーは足首部分をカバーするアイテム。ラッシュトレンカの足首部分と同じ形状です。
ラッシュトレンカとは異なり、かかとにアンクルカバーの口部分が食い込んでくることはありません。
顔や首回りの日焼けを防ぐアイテム
アウトドアハット
ハットはアウトドア向けのもの(麦わら帽子、サファリハット、サーフハット)が適しています。
帽子のツバは広いほうが日除け効果が高いです。ツバが広いものを選びましょう。
後ろにサンスクリーン(サンシェード・日除け布)が付いてるタイプであれば更に良し。
キャップ
スポーツ・アウトドア向けのもの(野球帽、ワークキャップ、サーフキャップなど)、通気性の良いメッシュタイプが夏向けです。
パーカーを着ているのであれば、フードをかぶれば、正面を除く顔の部分をほぼカバーすることができます。
注意点として、キャップだけで日中過ごすと耳や首周りが赤く焼けてしまいます。
サンシェード(ネックシェード・帽垂れ)が付いているタイプであれば、耳や首の後ろの日焼けを防ぐことができます。
フェイスマスク、ネックゲーター
顔や首回りの日焼け対策用として、「フェイスマスク」「ネックゲーター」と呼ばれるものが売られています。首元から目元までカバーすることができます。
タオル
首にタオルを巻くことで首の日焼けを防ぐことができます。
タオルを水に濡らしてから首に巻けば、熱中症対策にもなります。
長さはフェイスタオルぐらいが適しています。
「クールタオル」がおすすめ。
グローブ
手首や手の甲の日焼けを防ぐなら必要。
グローブに関しては、釣具店で売られているものが無難(釣りをするわけなので)。
夏なので、薄手で通気性のよい生地のものが適しています。
シューズ、サンダル
夏に履くものとして、以下のタイプが適しています。
- スニーカー
- マリンシューズ
- スポーツサンダル
スニーカー
釣り場が足場のよい海釣り公園などであれば、ごく普通のスニーカーで十分。
マリンシューズ
マリンシューズとは、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツ向けの靴のこと。
靴底に水が溜まらないような作りになっています。履いたまま海に入ることができます。
ウォーターシューズ、アクアシューズ、ビーチシューズとも呼ばれます。
スポーツサンダル
スポーツサンダルは、足首を固定するストラップがあって脱げにくいタイプのもの。
安全面を考慮すれば、つま先や足の甲が覆われている形状であればベストです。
スポーツサンダルのブランドは、KEEN(キーン)、TEVA(テバ)が有名。スポーツ・アウトドア用品店でよく見かけます。
また、スポーツサンダルを履く場合、靴下を履いたほうがいいです。履かないと足の甲が日焼けします。
例えば、クロックスのようなサンダルを素足で履いた状態だと、穴の部分から直射日光が当たり、足の甲に丸い日焼け跡が残ってしまいます。
【非推奨】ビーチサンダル
鼻緒のついたサンダル、いわゆるビーサンは釣り場で履くのは避けたほうがいいです。
▼ビーチサンダルをおすすめしない理由
- 他の靴と比べて日焼けしやすい。
- 足場が悪い所でバランスを崩したとき、踏ん張りが効かず、転んで怪我をする危険が高い。
夏服はどこで揃えるのがベスト?
夏の釣りで着られる服は、以下のお店でそろえることができます。
- ユニクロ
- ホームセンター・作業服店
- スポーツ・アウトドアショップ
- 釣具店
ユニクロ
とりあえず「ドライEX」や「エアリズム」と書かれた製品を選べば間違いないです。
サイズに関しては、メンズはもちろんレディース・子供まで揃っています。サイズ選びで困ることは無いでしょう。
ホームセンター・作業服店
ホームセンターの作業服コーナーには、夏に使える服が置いてあります。
メッシュ生地のシャツ、夏用のアンダーシャツ・タイツなど。屋外での作業者向けに作られたものなので、機能性は十分。しかも値段は安いものが多い。
サイズは実店舗だとメンズが中心。通販で探せばレディースサイズのものが色々見つかります。
スポーツ・アウトドアショップ
機能性・ファッション性も重視したい場合、スポーツ・アウトドアショップで探すのがおすすめ。
など。
またはブランド(メーカー)の直営店。
スポーツブランドで探せば、夏場の屋外でのスポーツ向けに作られた高機能なウェアが見つかります。
- ナイキ
- アディダス
- ミズノ
- アンダーアーマー
など。
アウトドアブランドで探せば、機能性はもちろんデイリーユースでも着られるアイテムが見つかります。
- コロンビア
- ザ・ノースフェイス
など。
値段は高め。
サイズは、メンズ・レディース共にあります。大型店舗であれば子供サイズも置いてあります。
釣具店
など。
大きなお店であれば、日焼け対策用の夏服を一通りそろえることができるでしょう。
注意点として、釣具店に置いてある服のサイズはメンズ中心(大人サイズ)と思ったほうがいいです。
店舗によっては、レディース・子供サイズの服の数が少ない・ほとんど置いてない場合があります。
以下、フィッシング系のブランド。
- シマノ
- ダイワ
- アブガルシア
- フリーノット
- フォックスファイヤー
- パズデザイン
- エバーグリーン
など。
値段は高め。
まとめ
長々となりましたが、この記事をザッと目を通せば、夏の釣り場での服装は何を揃えたらいいのか、大体把握できると思います。
初めて夏の釣りをするために服を探している方であれば、とりあえず以下の3点、頭に入れておけばよいでしょう。
- ユニクロであれば大体揃う。レディース、子供サイズも置いてある。
- 帽子は被ったほうが絶対いい。
- 手首の日焼け対策には、ラッシュパーカーかリストカバーがお手軽で経済的。Amazonで探せば安いのが売ってる。
あとは、素肌が出てる部分に日焼け止めを塗れば、日焼け対策は完了です。
また、釣りに出かけるときは以下のアイテムも忘れずに。
- サングラス
- 冷たい飲み物(熱中症対策)
- 虫よけスプレー
- ライフジャケット※必要な釣り場では