釣りに行く前に調べておくこと
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釣りに行くとき、まずどこで釣りをするのか決めるために情報収集をします。
- 今、近所の釣り場で何が釣れているのか?
- 今、○○が釣れてる場所はどこか?
釣り場の探し方は人それぞれですが、大抵「場所」か「釣れる魚」が重視されるでしょう。
よさそうな場所が見つかったら、その釣り場についてさらに詳しく調べます。主に調べることは以下の通り。
- そもそも釣りをしてもいい場所なのかどうか
- 釣りができる時間
- 売店・自販機の有無
- トイレの有無
- 駐車場、車を止められる場所があるか
- 交通ルート、釣り場までどのくらい時間がかかるか、料金はいくらかかるのか
特に「釣りをしてもいい場所なのかどうか」は、まず最初に調べておきたいポイントです。もし立ち入り禁止の場所で釣りをしてしまうと警察沙汰にもなるからです。
釣り場をインターネットで調べる際の注意点
現在では釣りに関することはインターネットで調べることが当たり前になっています。
例えば、あなたが○○釣りがしたくてスマホやパソコンを使って釣り方や釣果情報を調べていたところ、○○釣りについて書かれているページ(ブログ、SNSなど)を見つけたとします。そのページでは××という場所での釣果写真を公開していました。
もし「××という場所で沢山釣れた、大きいのが釣れた」といった情報を見たら「じゃあそこへ行ってみようかな」という気になりませんか?
現在ではこういった感じでインターネットで知った釣り場に行くことが多いと思います。
しかし、そこは本当に釣りをしていい場所なのかきちんと裏取りをしておく必要があります。
漁港や公園などパッと見たところ釣りができそうな感じでも、釣り禁止になっている場合があります。
昔は釣りができたけど、現在は立ち入り禁止になっているところもあります。(釣りブログの記事の日付が古い場合は要注意。)
また、インターネットで釣行記を公開してる人の中には、立ち入り禁止の場所で釣りをして、その釣果写真をアップしている人もいたりします。
もしインターネットの情報を鵜呑みにしたまま釣り禁止・立ち入り禁止の場所で釣りをした場合、その場所の関係者に通報されることがあります。
そして警察に捕まり連行されることもあります。うっかり法律違反をしないよう気をつけてください。
※海釣りをする上で知っておきたい法律などについて詳しくはこちら → 法律で禁止されていること(立ち禁ポイントで捕まった場合どうなるかについても書いてあります)
釣り場情報に関しては、最初は釣り場ガイドといった本を買って調べるのがいいと思います。出版元が明記されているので、インターネットの情報よりは信頼できるでしょう。
釣りができる時間
海釣り施設の場合、釣りができる時間が決まっていることがあります。海釣り施設のホームページ(ウェブサイト)があれば利用時間を確認しておきましょう。
また、釣り場整備などの理由で釣りができない日が告知されてないか確認すること。
売店・自販機の有無
海釣り施設の中には売店や自販機があり、そこで釣りの仕掛けやエサ、飲食物などを買うことができます。無い場合は、釣りエサや飲食物などを忘れずに用意しましょう。
また、夏場は冷たい飲み物が買える自販機が釣り場近くにあると便利ですが、混雑してる日だと補充が追いつかず、ほとんど売り切れ状態になっていて飲み物が買えないことがあるので要注意。
トイレの有無
釣り場にトイレがあるかどうか確認すること。海釣り施設や公園として整備されたところ以外は、近くにトイレが無いことがあります。
トイレが無い場所で釣りをする場合、携帯用(非常用)のトイレをもっていくようにしてください。くれぐれも釣り場で用を足さないように。釣り人のマナーの悪さが原因で釣り禁止になることがあります。
駐車場の有無
釣り場近くに駐車場や車を止めてもいい場所があるかどうか確認すること。車を止められそうな場所が無い場合、他の釣り場を検討しましょう。
また沢山止められる駐車場でも、時期によっては朝の時間帯で満車状態になっていることがあるので注意(特にハイシーズンの土日)。
くれぐれも人の迷惑になる場所に止めることはしないように。交通の邪魔になるところに駐車されて迷惑した人達とトラブルになり、場合によっては釣り禁止にまで発展することもあります。
交通ルートとその料金
家から釣り場までの道順・所要時間・必要な料金を確認しておきます。
電車・バス
利用する電車やバスの時刻表(ダイヤ)と料金を確認します。
場所や時間帯によっては本数が少ないことがあり、乗り過ごしたら次がくるまでかなり待つことになるので注意。
スマホアプリ
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Web
車・バイク
当日、道に迷わないように道順を把握しておきましょう。高速などの有料道路を利用する場合は、その料金も確認。
また、お祭り・マラソンといったイベントで、予定している経路(ルート)が交通規制されている場合があるので注意。
スマホアプリ
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Web
混雑具合
人混みを避けてのんびりと釣りをしたい方は要チェック。
まず、釣り場が混雑する主な条件について。
- 釣り場が人気・有名
- 春から秋のシーズン
- 土日・祝日
- 連休中
- 大潮
- 晴れ
上記の条件が重なれば重なるほど混雑します。特にゴールデンウィークといった大型連休中は非常に混みます。
混雑した釣り場は、何をするにしても並んだり待ったりと時間がかかってしまい不便です。
そんな中で釣りをするのはイヤという方は、なるべく混雑する各条件が重ならないよう釣行計画を立てましょう。
※混雑を避ける方法として、釣りに行く日を「平日」「大潮以外の潮回り(中潮、小潮、長潮、若潮)」にするのが有効です。
なお海釣り施設の場合、当日や連休中の混雑具合をホームページやツイッターなどで告知しているところがあります。
天気と潮周り
釣り場の天気・潮周りをチェックし、釣行日を決定します。
天気
その日の天気・気温にあった服装をしましょう。
突然の雨や風が強くて肌寒くなりそうな場合は、レインウェア(合羽)を用意しておくこと。
大気の状態が不安定な場合、予報が変わる可能性が高いので要注意。当日になって、大雨、雷、強風など荒れる予報が出た場合は、その日の釣行は中止し予定を変更するようにしてください。
スマホアプリ
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Web
潮周り
海では、潮が満ちたり引いたりして海面の高さが変わります。潮汐について
気をつけておきたいこととして、大潮の干潮のとき、釣り場によっては海底がむき出しになるほど潮が引いてしまい釣りにならないことがあります。特に初めて行く釣り場の場合、水深はどれぐらいあるのか事前に調べておいた方がいいでしょう。
↓釣具屋で手に入る潮時表(タイドグラフ)。
スマホアプリ
- iOS: 潮汐なび | App Store
- Android: 潮汐なび FREE | Google Play
Web
日没の時間
夕方には帰る予定の方は、何時ぐらいに暗くなるのか把握しておくこと。暗くなってから帰り支度をするのは面倒な上、うっかり忘れ物をしてしまう恐れもあります。
日没の時間の調べ方は、Googleで「日の入り」と検索したり、上記で紹介したスマホアプリ「潮汐なび」などで確認することができます。
ただ、釣りに夢中になっていると、予定していた帰り支度の時間をオーバーしてしまいがちになります。そしてようやく帰り支度を始めたところ、あたりはすっかり暗くなってしまい、周りの物がよく見えなくて困ることになります。
暗くなる前に必ず釣りを終わらせて帰る支度を始める、と決めてもなかなか予定通りにならなかったりするので、釣り場にはライト(照明)を持って行ったほうがいいです。
続き → 釣り場に着いたら