ハゼ

更新日: 2017年2月9日

和名
ハゼ(鯊)
分類
スズキ目ハゼ科

特徴

ハゼは主に日本各地の内湾や河口(汽水域)に生息しています。

普段は底にいる魚で、泳ぐときは海底を滑るように素早い動きを見せます。

腹ビレは吸盤状になっていて、岸壁や岩などの垂直になっている場所でも止まることができます。

ハゼの仲間は肉食性のものが多く、主にイソメやゴカイ、小さなカニやエビ(甲殻類)などを食べます。

ハゼの種類

マハゼ

呼び名
ハゼ(通称)、デキハゼ(初夏に釣れる若魚)、ヒネハゼ(一年以上生きているハゼ)、ケタハゼ(秋~冬に釣れる大型)、オチハゼ・落ちハゼ(秋~冬に釣れる大型)、カジカ(宮城)、カワギス(北陸)、ゴツ(山陰)
大きさ(最大)
20cm程
釣れる地域
北海道以南の全国各地。

一般的にハゼといえばマハゼのことを指します。

背中から体側にかけて茶系の色をベースに細やかな模様があり、腹部は銀白色。背ビレと尾ビレには矢羽根模様があるのが特徴的。

大きさは20cmほどに成長します。夏のころによく釣れるサイズ(10cm未満)は「デキハゼ」と呼ばれ、デキハゼが成長し秋頃によく見かけるようになる10cm程度のものは「彼岸ハゼ」、晩秋から冬にかけて釣れる大型(20cm前後)のものは「落ちハゼ」「ケタハゼ(ケタとは深場のこと)」と呼ばれています。

寿命は基本的に1年ほどで、春に孵化し、夏から秋にかけて盛んにエサを食べながらどんどん成長し、寒くなってくると徐々に深場に移動して、冬から春にかけて産卵、産卵を終えた個体は死んでしまいます。しかし中には1年以上生き残る個体もいて、夏頃にデキハゼに混じって釣れることがあります(このハゼのことをヒネハゼと呼ぶ)。

チチブ

呼び名
ダボハゼ(通称)
大きさ(最大)
10cm程

ハゼ釣りの外道でおなじみ。場所によってはマハゼより多く釣れたりします。

チチブの特徴として、体色は黒っぽい・または茶褐色に白っぽい斑点が混じる、胸ビレの付け根付近は黄色・オレンジ色の帯がある、頭部の頬には白い斑点がある、背ビレの手前の棘条がのびている、など。

大きさはマハゼより小さめ(5~10cm)の個体が多いです。

釣れる地域はマハゼと大体同じで、内湾の汽水域、岩場混じりの砂泥でよく見かけます。

雑食性で、ゴカイ類、小さな甲殻類、岩についた海苔などを食べています。

海苔を食べている個体を唐揚げや天ぷらにすると磯辺揚げみたいな風味でおいしい。

ウロハゼ

呼び名
クロハゼ(岡山)、ユルハゼ(高知)
大きさ(最大)
20cm程
釣れる地域
新潟県・茨城県以南~九州

大きさは15~20cm以上になる大型のハゼ。口が大きく下あごが少し突き出ているのが特徴(受け口)。

釣り場ではヒネハゼ(大きなマハゼ)と間違えられることがあります。マハゼとの見分け方として、「全体的に太くがっしりとした印象」「うろこが大きい」「口が大きい」「下あごを指でつかむと歯が当たるので少し痛い」といった特徴から見分けることが可能。

↓左側がマハゼ。右側(写真中央)がウロハゼ。黒くて小さいハゼはチチブ。

肉食性で、イソメ類、甲殻類、小魚などを食べています。

シモフリシマハゼ

呼び名
シマハゼ、ダボハゼ
大きさ(最大)
10cm未満

大きさは10cm未満の小型のハゼ。

体側には縦縞あるいは横縞模様。

また、頭部の腹側に名前の由来となる霜降り状の白点模様があります。

ちなみに本種とよく似ているアカオビシマハゼという魚がいます。

アカオビシマハゼとの見分け方として、「尻ビレの根本に赤帯模様がない」「頭の下側(裏側・お腹側)に白い点々がある」場合はシモフリシマハゼ。その逆であればアカオビシマハゼ、といった具合で見分けることができます。

また、シモフリシマハゼは河口や汽水域によく見られ、アカオビシマハゼは塩分濃度が高めの釣り場でよく見られる傾向にあるそうです。

パッと見だと判別は困難なので、釣り人の間では単にダボハゼと呼んだり、アカオビとシモフリを混同して扱うことが多いようです。

その他の種類

ドロメ、アカオビシマハゼなど。

釣り方

ハゼのシーズンは一般的に初夏から秋にかけて。この頃のハゼは食欲が旺盛で釣りやすいため、海釣り初心者でも楽しめることができます。

また冬の頃は、深場(投げや船で狙う)や夜釣りで大型が狙えます。引きは夏の頃とは段違い、そして食べ応え十分なボリュームのある身が味わえるのが醍醐味。

釣りやすく味もよいので、海釣りでは人気のあるターゲットです。

ウキ釣り

ウキの動きでアタリをとるため、視覚的に楽しめる釣り方。

ウキ釣り(ハゼ)についてはこちら

ミャク釣り

一般的なハゼの釣り方。微妙なアタリが取りやすく手返しがよいため数釣りに有利。ウキ釣りと同様にハゼが浅場に寄っている夏から秋にかけての時期に。

ミャク釣り(ハゼ)についてはこちら

投げ釣り

マハゼが深場に落ち始める秋頃から冬にかけてメインとなる釣り方。カレイ、アナゴ、スズキなどの外道も期待できます。

↓は冬の夜釣りで釣れたマハゼ。

ちょい投げ釣りについてはこちら

ルアー

小型のクランクベイトを使って狙う釣り方。

食べ方

捌き方

小型(デキハゼサイズ)の場合は開きにせず、頭の後ろに深めに切れ込みを入れてから頭を引っ張って内臓ごと取るやり方が効率的。

ハゼの美味しいいただき方

10cm以上のものは頭を落として開きにして内臓を取り、中骨を切り離します(中骨は捨てずに骨せんべいに)。

[料理レシピ] ハゼの開き – マハゼ – 捌き方:釣り河北

料理

ハゼ料理といえば天ぷらや唐揚げが定番。また甘露煮(佃煮)も。

関連情報

  • カテゴリー: 釣魚
  • 投稿日: 2015年01月18日