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ちょい投げ釣りの始め方

海釣りの代表的なスタイルのひとつ「ちょい投げ」について。

本格的な投げ釣りのように長くて重いタックルを力一杯振って遠投するようなことはないので、子どもや女性の方でも大丈夫。海釣り初心者でも気軽に始めることができます。

釣れる魚

ちょい投げで釣れる主な魚たち。

必要なもの

タックル

まずは竿とリールと糸(ライン)について。

ちょい投げ釣りに使うタックルに関しては、特に決まりはありません。

仕掛けを投げることができるリール竿であれば何でもいいです。

 

ここでは例として、管理人が海釣り初心者向けだと思うタックルを紹介します。

※他にちょい投げ釣りに使えるタックルについては、後述の「他にちょい投げに使える竿について」にて。

ロッド

投げ竿10~15号、長さ3m前後

  • 「10~15号」の意味は、投げ竿の場合、その竿で投げられる錘の号数の意味。
  • 竿の長さは短めほうが投げやすく、軽くて取り回しやすい。竿が長いとより遠くに投げることができるが、重さがあり少々扱いにくくなる。

号数や品番の意味についてはこちらの記事を参考に。
投げ竿の選び方とおすすめ

リール

シマノの場合:2500 C3000 など。

ダイワの場合:LT2500、LT3000-C、2500 (旧) など。

※3号のナイロンラインが100mとか150m巻けるリールがおすすめ。

ライン

道糸:ナイロン3号。

 

ちょい投げタックルの例:「シマノ ホリデーショートスピン 275JX-T」と「シマノ 19 シエナ C3000」の組み合わせ。サビキ釣り、探り釣り(穴釣り)、電気ウキ釣りなども可。

釣り入門セットなら道具がひと通り揃う

釣具店には、サビキやちょい投げができる釣り入門セットが売られています。

(通販ならAmazonや楽天などで「ちょい投げ セット」などで検索すると出てくる)

竿・リール・ラインや仕掛けなど、釣りに必要なものが一式揃ってます。

個別で買い揃えるより値段は安め。道具選びに悩まずに済むので、まずはお試しで釣りを始めてみたいという方におすすめです。

写真は「プロマリン わくわくちょい投げセットDX」。

仕掛け

ちょい投げ釣りで使われる主な仕掛け。

ジェット天秤+市販仕掛け

メインに使うテンビンはジェット天秤がおすすめ。

キャストするとき仕掛けが絡みにくく、水の中で引っ張ると浮き上がりやすい形状をしています。

仕掛けを回収するときリールを巻くと、海底を引きずりにくいので根掛かりしにくいのがメリット。

片テンビン+ナス型錘+市販仕掛け

根掛かりが少ないところであれば、片テンビンとナス型錘の組み合わせがおすすめ。

仕掛けをさびく※スタイルに向いています。

※仕掛けをゆっくりと手前に動かして魚を誘う・魚のいるポイントを探る動作のこと。

中通し錘+1本針

根掛かりが多い場所では、中通し錘に1本針の仕掛けにします。

市販仕掛け

ちょい投げで使える市販仕掛けは、以下のものが使えます。

  • 投げ釣り用で、仕掛けの長さが短いもの。
  • キスやハゼの船釣り用。
投げ釣りや船釣り用の市販仕掛けの例。対象魚はシロギスやハゼなど。
ちょい投げ用の市販仕掛け。写真は「ハヤブサ かんたん投げ釣りセット」。テンビン付き。

 

仕掛けの長さは短いほうが投げやすく、トラブルが少ないです。長くても1m以内の仕掛けにしたほうがいいです。

その中で、パッケージに釣りたい魚の名前が書かれたものを選ぶとよいでしょう。

 

仕掛けは根掛かりで無くなることがあるので、いくつか予備を買っておいた方がいいです。

エサ

ちょい投げ釣りで使うエサは、基本的に生きたイソメ(虫エサ)です。

種類はアオイソメやジャリメなど。

一般的によく使われるのはアオイソメで、大抵何でも釣れます。

ジャリメは細いので、シロギスなど口が小さな魚に有効。

 

必要な量は以下を目安に。(釣行時間は半日、竿1本の場合を想定)

  • 2~3cmぐらいの大きさに切って使う場合は20g程度。
  • 1本掛けの場合は40g以上。

 

写真は「マルキュー パワーイソメ」。イソメに似せて作られた、人工のエサ。生きたイソメを触るのに抵抗のある方向け。

その他

その他、海釣り全般で必要になるものについては以下の記事を参考に。

ポイントと時間帯

防波堤、漁港、河口付近など。

海底が砂泥となっている釣り場。

カケアガリ、船道、所々に根があるポイント。

海底に変化のあるところが魚が寄りやすく釣れる確率が高いです。

 

時間帯は、主に日中。

アナゴなど夜行性の魚は夜釣りで狙います。

釣り方

以下に、ちょい投げで魚を釣り上げるまでの流れについて説明します。

針にエサをつける

エサ(イソメ)の付け方は通し刺しが基本です。

やり方は、まず頭側から針を刺し、針と糸が結んであるところ(チモト)の手前まで針を通したら針先を出します。

そしてエサが真っ直ぐになるように整えます。

最後にタラシの長さを決めて、爪先を押し当てるようにつまんで切ります。

タラシの長さは、キス・ハゼ狙いであれば1~2cm程度。小さなシロギス(ピンギス)を狙う場合は、タラシ1cm未満(ほとんど無しの状態)にします。
カレイ・アナゴ・スズキ狙いであれば1匹まるごとつけます(1匹掛け)。

 

参考動画 ※31分25秒から

仕掛けを投げる(キャスト)

参考動画その1 ※32分52秒から
参考動画その2 ※23分20秒から

仕掛けを投げるときは、あまり力まず、ややゆっくりとした動作で投げるようにするといいです。

特に竿のスペック(錘負荷・適合ウエイト)を超えるオモリを投げるとき、ルアー釣りのように素早く竿を振るような動作をすると竿が折れてしまうことがあります。

特に穂先が細くて柔らかい磯竿で投げる場合は要注意。

投げた後はリールを巻いてラインを張った状態にします。

 

※キャストについて色々と注意点があります。下記のページは必ず目を通しておくようにしてください。

キャストするときに気をつけること

さびく or 置き竿にする

さびく場合

竿をゆっくりとあおる、またはリールをゆっくりと巻いて仕掛けを少しずつ手前に動かしていきます。

こうすることで魚のいるポイントを探っていくことができます。

さびいてる途中で底を引きずっている感じが重たくなることがあります。

そこはカケアガリ(海底の傾斜・起伏)になっています。

魚が集まりやすいポイントなので、少し置き竿にしてみるとよいでしょう。

置き竿にする場合

置き竿とは、文字通り竿を置いてアタリを待つこと。

沈み根などが多いポイントでは、さびくとすぐ根掛かりしてしまい仕掛けの消耗が激しくなります。

なので、ポイントに投げ込んだらそのまま置き竿にするのがセオリーです。

砂浜など竿を立てかける場所がない釣り場では、竿掛け(三脚タイプ)が必要になります。

アタリがあった場合

魚のアタリは「ブルブル」「コツコツ」といった感じで手元に伝わります。

置き竿にしてるときは竿先がググググッと動いたりします。

 

アタリがあったら、ひと呼吸置いてからそーっと竿先を動かしてみます。

そのときに「ブルブル」や「グングン」といった魚が掛かっている感触があれば、竿を立てた状態でリールを巻いて魚を寄せていきます。

 

魚がかかってるときは、ラインが常に張った状態を意識すること。ラインが緩むと魚から針が外れてしまう原因になります。

 

アワセ※は特に必要ありません。(※竿をあおって針を魚にしっかり掛けるための動作)

投げ釣りに関しては基本的に「向こうアワセ(自動的に魚が針に掛かった状態)」になります。

魚を手前まで寄せてきたら

キスやハゼなど小さな魚であればそのまま抜き上げます。

やり方は、魚を手前まで寄せてきたら竿を水平ぐらいの状態にして、魚(仕掛け)が海面の位置になるまでリールを巻いたら、竿を立てながら魚を陸にあげます。

抜き上げるとき、竿を真っ直ぐ立てないように注意してください。

特に穂先が細い竿(磯竿やライトゲーム用ルアーロッドなど)だと、穂先が無理な角度で曲がって折れてしまう恐れがあります。

 

魚が大きい場合は、無理せず玉網を使ってすくうようにしましょう。

玉網(ランディングネット)の選び方についてはこちら

注意点

投げるときは必ず周りに人がいないか確認を

投げるときは、必ず周りに人がいないか確認すること。

特に子供と釣りをされる方は気をつけてください。

子供は釣りに熱中するあまり、周りを確認をせずに投げてしまうことがよくあります。

釣り場が混んでるときは他人に釣り針をひっかけてケガをさせてしまう事故につながります。

保護者の方は、子供にキャストさせるときは必ず様子を見るように。

また、「投げる前に周りをよく確認するように」と教えてあげるようにしてください。

キャストするときに気をつけること

置き竿にするときは引きの強い魚に気を付ける

置き竿にした状態で、もし大きな魚・引きの強い魚がかかった場合、竿が海の中へ引っ張られ沈んでいくことになります。

特にエイやサメが釣れる地域では、竿が持ってかれる被害が多いので要注意。

置き竿にするときは、必ず「ロープで竿と柵をしばっておく」「リールのドラグを緩めにしておく」こと。

リールのドラグを調整するときは赤矢印の部分(ドラグノブ)を回す。半時計回しでドラグが緩くなり、リールの糸を引っ張るとスプールが回転して糸が出ていくようになる。

ちょい投げで釣れる毒魚

毒針のある魚

ハオコゼ、ゴンズイ、アカエイ など。※各写真の赤丸の部分に毒針がある。

食べられない魚

クサフグ、キタマクラ、ソウシハギ など。

 

毒針のある魚に刺されると激しく痛みます。決して素手で掴んだりしないように。

魚のほかに、地域によってはウミケムシも要注意。

毒針をもつ魚が釣れた場合に備えて、メゴチバサミといった魚をつかむ道具は必ず用意しておきましょう。

フィッシュグリップと針外し

 

また、アカエイが釣れた場合に備えて下記のページもご覧ください。

エイが釣れたときの対処法はこちら

夏の時期、イソメはクーラーボックスの中に入れておくこと

暑い時期は、アオイソメなどの虫エサを買ったらクーラーボックスの中に入れておきましょう。

イソメは暑さに弱いです。

特に夏の直射日光が当たる場所に置くと、すぐ死んでしまいます。

イソメは生きてるほうが魚の食いが良いので、必ずクーラーボックス等の涼しい場所で保管するようにしましょう。

クーラーボックスの中にアオイソメを保管してる例。アオイソメの凍死を防ぐため、保冷剤の上にタオルを敷き、その上に置いてます。

 

仕掛けのエサを付け替えるとき、毎回クーラーボックスを開け閉めすると氷がすぐ溶けてしまいます。

そこで、エサ箱に少しだけイソメを入れておきます。目安としては、1度に付け替えるのに必要な量の2~3回分程度。

無くなったらクーラーボックスから少しだけ補充します。

例えば、夏のキス釣りやハゼ釣りならイソメ数匹だけエサ箱に入れて携帯。残りはクーラーボックスで保管する。クーラーボックスの開け閉めの回数を減らすことができ、そのぶん氷・保冷剤が長持ちする。

釣った魚の食べ方

ちょい投げで釣れた魚の料理の例。

シロギスは天ぷらやフライ、ハゼは天ぷらや唐揚げにするとよいです。

補足

他にちょい投げに使える竿について

例えば、ルアーロッドなら大抵のものが使えます。

  • シーバスロッド
  • エギングロッド
  • ショアジギングロッド
  • ライトゲームロッド(メバル、アジ)
  • バスロッド

シーバスロッドであれば、10号ぐらいの錘なら投げることができます。

メバリングアジング用のライトゲームロッドであれば、2~3号程度の錘が投げられます。PEラインを使えば軽い錘でも飛距離は十分に出ます。

 

ルアーロッドについて詳しくはこちら。
ルアーロッドの選び方

 

他には磯竿や船竿もちょい投げに使えます。

  • 磯竿2~3号
  • 遠投磯竿3号
  • 船竿(主にキスやハゼ用の継竿や万能振出竿)

 

こちらの記事も参考に。
万能竿の選び方とおすすめ

余ったイソメは冷蔵庫で生きたまま保存できる

その日の釣行でイソメが余った場合、そのまま冷蔵庫に入れれば生きたまま保存することができます。

活きのいい状態で売られているものなら、冷蔵庫で1週間以上は生きたまま保存できます。

冷蔵庫に入れるときはタッパーなどの容器に入れ、ポリ袋に包むようにすると臭いなど気にならなくなる。

ちなみに釣具店でイソメを買ったときに入れられる木屑のようなもの(通称『砂』)は、「バーミキュライト」と呼ばれるものです。ホームセンターの園芸コーナーに置いてあります。

参考になる動画

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