迷惑!釣り場にいる困った人物の特徴
釣り場には、周りに迷惑をかける困った人物がいることがあります。
いったいどんな迷惑なことをしてくるのか?
釣り場にいる迷惑な人の行為について、以下にまとめてみました。
割り込み行為
割り込み行為とは、以下のことを指します。
- 早朝、海釣り施設の入口の前に並んでいたら、横から割って入る。
割り込み行為と似た迷惑行為もあります。
- 魚がこちらで釣れると、隣の人物がこちらのほうに仕掛けを投げ込んでくる。
自分が魚を釣りたいあまり自分勝手な行動をとってしまうタイプといえます。
ルールを無視した場所取り行為
例えば、以下の行為です。
- トイレやジュースを買いに、釣りをしてる場所からちょっと離れている間に、荷物を勝手にどかされて場所を取られる。
- 釣りをする場所に竿やクーラーボックスを置いたまま、何時間もそのまま場所取りする。
これも、自分が魚を釣りたいあまり自分勝手な行動をとってしまうタイプといえます。
釣り場のよく釣れるポイントでは、こういった横暴な場所取り行為は珍しくありません。
ちなみに、管理人がよく行く釣り場では、こういった行為をするのは、大抵「常連」と呼ばれている人です。
つきまとい行為
- 初対面で釣り方についてあれこれレクチャーしてくる。
釣りが初めての人にとって“渡りに船”といった存在でありがたいかもしれません。
しかし、もし相手が以下の特徴に多く当てはまるようであれば、要注意です。
- 押しつけがましい。
- いちいち指図してくる。ダメ出しが多い。
- 言い方が上から目線。釣りが初めての人に対して小馬鹿にしたような言い方をしてくる。
- 話が長すぎる。会話ではなく一方的に話してくる。
こういった人物と一緒にいると、段々と違和感や不快感が強くなるはずです。
もしそのような感情が起きた場合、十中八九、その人物の行為はあなたのためにやってるわけではありません。
そう。察しの良い方ならもうお気づきかと思います。
一言でいえば「マウンティング」行為です。
「俺はこんなに物知りなんだぞ!」とアピールしたいのです。
自分自身が優越感を得て満足したいがためにやっているのです。
相手のことは考えていません。全く。
相手の話に社交辞令で「すごいですねー」などと合わせれば、相手はますます増長し、さらにつきまとわれることに…
釣り場でのつきまといは高齢者に多いです。
また、特定の人を狙ってつきまとう傾向があります。ターゲットにされやすいのは、釣り初心者、女性や子供です。
女性ひとりだけとか母親と子供だけのパターンは、特に狙われやすいです。
問題行動を他人に勧める
例えば以下のようなことです。
- 「あそこはよく釣れるよ、やってみな」などと、釣り禁止・立ち入り禁止の場所で釣りすることを勧めてくる。
- 釣った魚で遊ぶ。釣った魚を生きたまま地面に捨てる、遠くに投げる、地面や壁に叩きつける、など。
- 用を足すとき、トイレではなくその辺で済ませる。
- 魚を捌くのが禁止されている場所で魚を捌く。排水口に魚のウロコや内臓を詰まらせたままにしておく。
釣り場の困った人物は、初めて釣りをしに来た人に対して、マナー・モラルに違反したことを教えてくることがあります。
さらに問題なのが、釣りをしに来た子供に対して、問題行動を教え込むことがあります。
その結果、子供も問題人物と同じ行動をとるようになります。
問題人物が新たな問題人物を生み出しているわけです。
ものを盗む
釣り場で盗まれるものは、釣りエサ、仕掛けなどの釣具、釣った魚など。
トイレや自販機に行くため、釣りをしてる場所に荷物を置いたまま離れている隙にやられるケースが多いです。
高価なロッドやリールは、釣具の買取店やオークションで高く売れるので狙われやすいです。
また、車で釣りに出かける方が注意してほしいのが、車上荒らし。
路上駐車しかない釣り場の場合、施設内の駐車場のように防犯カメラや警備の巡回が無いので、狙われやすいです。
有名ポイントで駐車場から釣り場まで距離があるような場所は、車上荒らしに目を付けられやすいといえます。
その他の問題行動
- ゴミ、タバコのポイ捨て。
- 釣り場が自分でまいたコマセで汚れたままの状態にして帰る。
- 釣った魚を持ち帰らない。バケツに入れて死んだあと海に捨てる。
- 釣った魚を生きたまま地面に捨てる。
- 仕掛け・ルアーを投げるとき、後ろや周囲を確認しない。
- etc…
釣り場の困った人物の対処法
見ていて不快になる、関わればうんざりする釣り場の問題人物。
もし釣り場に問題人物がいた場合、どのような行動をとればいいのか?以下に管理人の考えをまとめてみました。
関わらないようにする
声をかけられても、そっけない対応で。
返事は適当に一言で、それで会話を終わらせるようにします。
注意点として、つきまとい行為に対して丁寧に対応すると逆効果です。「こいつ、下手に出てるな」と思われ、よけいに付きまとわれる原因に。
一方的な長話、うっとうしいと思ったら、「気が散るから話しかけないでくれ」とはっきりと伝えること。「しつこいようなら警察に通報する」とはっきり伝えること。
※それでもダメなら警察に通報する。詳しくは後述。
2人以上で釣りに行く
複数人・グループで釣り場にいけば、つきまとわれる可能性は低くなります。
また、釣り場で荷物を盗られる心配がなくなります。
釣りをしている最中、その場から少しの間だけ離れたいときがよくあります。
例えば、のどが渇いたのでジュースを買いに行きたい場合とか、車の中にある物を取りに行きたいとか、トイレに行きたいとか。
複数人いれば、誰かに荷物の見張り番を任せることができます。
個人情報を教えない
個人情報とは以下のことです。
- 住所
- 名前(フルネーム)
- 車(車種、車名など)
知らない人に名前や住所をいわないこと。これは我々が子供の頃に学ぶことなので、このへんは大丈夫かと思います。
車に関する情報を教えない理由は、嫌がらせや車上荒らしを防ぐためです。
例えば、たまたま釣りをしていたポイントが、釣り場の常連と呼ばれる人物のお気に入りポイントだった場合。
その常連人物が話しかけてきて、こちらの情報をあれこれ聞き出そうとしたりします。後で嫌がらせをしてやろうという思惑があるかもしれません。
子供に関わらせない・近寄らせない
「問題行動を他人に勧める」で触れましたが、釣り場の問題人物は教育上マイナスでしかありません。
子供を釣りに行かせる場合、必ず大人の男性と同行することを強く推奨します。
女性や子供(母親と子供)だけだと、問題人物のつきまとい被害にあう可能性が高いからです。
関連記事:子供といっしょに海釣りをする際の注意点
つきまとわれて困ったら警察に通報
しつこくつきまとわれて困ったら、それ以上我慢せず警察に通報しましょう。
つきまとい行為は、法律で犯罪とはっきり書かれています(軽犯罪法違反)。
他人の進路に立ちふさがつて、若しくはその身辺に群がつて立ち退こうとせず、又は不安若しくは迷惑を覚えさせるような仕方で他人につきまとつた者
引用元:軽犯罪法第1条第28号
110番通報を受けた警察は、出動の義務が生じるため、必ず現場までやってきてくれます。
特に女性であれば、近年ストーカー被害が増えている背景があるため、きちんと対応してくれるはずです。
通報する際には、相手の迷惑行為について可能な限り証拠を押さえておくとよいです。
写真、動画、音声など。
スマホであれば、かんたんに証拠となる情報を記録・保存することができます。
※スマホには、写真・動画・ボイスレコーダーといった機能をもつアプリがあるので、調べてみてください。
いざというときに証拠があれば、こちら側が有利に動くことができます。
相手に注意・説得は時間の無駄
相手に過ちを気付かせる目的で話し合おうとするのは、時間の無駄なのでやめたほうがいいです。
相手がまだ幼い子供であれば、何がいけないのかきちんと注意すれば直る見込みがあると思います。
ただし、相手が大人の場合、直る見込みはとても低いです。そういう大人の場合、自分の間違いを認めることができない性格である可能性が高いからです。
日常的に問題行動を起こしてる人物は、性格に問題を抱えている場合が多いです。
人の性格というものは、他人がそう簡単に変えられるものではありません。
最後に
釣り場での迷惑行為、やってることはまるで幼い子供みたいなのですが、いい年した大人(あるいはいい年をとっくに過ぎた年配者)がやってるケースが多いのが実情です。
また、問題人物から釣りを教わった子供が、問題人物の真似をするようになるケースもあります。
釣り場の問題人物が新たな問題人物を生み出すという現象が起こっているわけです。正に「朱に交われば赤くなる」のことわざ通りに。
特に、これから釣りを始める方は、被害を未然に防ぐために、釣り場にいる問題人物の特徴と対処法を把握しておくことをおすすめします。