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ちょい投げ釣り

[更新日: 2016年12月11日]

海釣りの代表的なスタイルのひとつ「ちょい投げ」について。

本格的な投げ釣りのように長くて重いタックルを力一杯振って遠投するようなことはないので、子どもや女性の方でも大丈夫。海釣り初心者でも気軽に始めることができます。

釣れる魚

ハゼ、シロギス、セイゴ・フッコ(スズキ)、カレイ、アナゴ、アイナメ、イシモチ、ベラなど。

↓ちょい投げで釣れたマハゼ。

↓シロギス。

↓セイゴ(スズキの幼魚)。

必要なもの

タックル

ちょい投げタックルには特に決まったものはありません。手元にリール竿があればそれを使うことができます。

例えば、シーバスエギング用の竿(シーバスロッド、エギングロッド)、ウキ・サビキ用の磯竿(2~3号)、などが使えます。これらの竿であれば6~10号ぐらいまでのオモリをキャストすることができます。

メバリングアジング用の竿とPEラインを巻いたリールを使えば、2~3号程度の軽めのオモリでもよく飛びます。そしてハゼやキスといった小さな魚のアタリが明確に分かり、魚の引き味を楽しむことができます。※ただし繊細なタックルなので重めの号数が扱えない。3号ぐらいまでの重さが無難。

手持ちのタックルでお手軽に楽しむことができるのがちょい投げのメリットです。

これからちょい投げ用タックルを揃えたいといった方は、以下のスペックを参考に揃えてみてください。(サビキ釣りや探り釣り(穴釣り)などにも使うことができます。)

竿

投げ竿(短いタイプ)。

【長さ: 2~3m程度】

竿の長さが長ければ遠投できるので、そのぶん広範囲に探る(さびく)ことができたり、沖目のポイントを狙いたい場合に有利。

短ければ軽くて取り回しやすいです。例えば、竿を持ち続けても手首が疲れにくい、子供でもキャストしやすい、堤防のヘチや岩の隙間などを探るのに使いやすい、などのメリットがあります。

【錘(オモリ)負荷: 10~15号】

シマノであれば、製品名(品番)に「JX」や「HX」の表記があるもの。例えば、「275JX-T(長さ2.75m、10号の錘が投げられる)」「305HX-T(長さ3.05m、15号の錘が投げられる)」など。

ダイワやプロマリンなどの場合、「10-270(長さ2.7m、10号の錘が投げられる)」「15-300(長さ3m、15号の錘が投げられる)」などの表記があるもの。

参考: 投げ竿の選び方

リール

ナイロン3号が100~150m程度巻けるスピニングリール。

各メーカーの番手でいうと、シマノ「2500」「C3000」、ダイワ「2500」など。

参考: スピニングリールの選び方

道糸

ナイロン3号。

※釣りが初めての場合

「竿などのスペックの見方がよく分からない」「自分で選ぶのは不安」といった場合は、竿・リール・道糸などがセットになったものを選ぶといいでしょう。通販サイトで「ちょい投げ セット」で調べると見つかります。

仕掛け

  • スナップサルカン、サルカン(ヨリモドリ)。
  • テンビン&オモリ: ジェット天秤、片テンビン+ナス型オモリ、中通しオモリなど。3~10号。
  • ハリス&針: 投げ釣り用の市販仕掛け。

メインに使うテンビンはジェット天秤がおすすめ。キャストするとき仕掛けが絡みにくく、水の中で引っ張ると浮き上がりやすい形状なので、仕掛けを回収しようとリールを巻いてる途中で根掛かりしにくいのが特徴。

根掛かりが少ないところであれば、片テンビンとナス型オモリの組み合わせがおすすめです。仕掛けをさびく(仕掛けをゆっくりと手前に動かして魚を誘う・魚のいるポイントを探る)スタイルに向いています。

根掛かりが多い場所では、中通しオモリに1本針の仕掛けにします。

針とハリスは市販仕掛けのものを使います。釣りたい魚の名前が書かれたパッケージのものを選べばOKです。

↓ハゼやキス向けの市販仕掛け。

仕掛けは根掛かりで消耗しやすいので、いくつか予備を買っておいた方がいいです。

エサ

アオイソメが一般的。小さいシロギス(ピンギス)狙いの場合はジャリメが有効。(ちなみにアオイソメやジャリメのことを虫エサと呼んだりします。)

必要な虫エサの量は以下を目安に。(釣行時間は半日、竿1本の場合を想定)

  • 2~3cmぐらいの大きさに切って使う場合は20g程度。
  • 1本掛けの場合は40g以上。

虫エサを買ったらエサ箱やタッパーに移し、釣りの最中はなるべくクーラーボックスの中や日陰に置くようにしましょう。直射日光が当たる場所に置いておくと、虫エサが暑さで弱って死んだりします。虫エサは生きてるほうが魚の食いが良いので、置く場所には気をつけるようにしましょう。

エサが余った場合、タッパーに移して冷蔵庫で保管すれば大抵一週間以上は生きた状態のまま保存することができます。

その他

ポイント

防波堤、漁港、河口付近など。海底が砂泥となっている釣り場。

カケアガリ、船道、所々に根があるポイント。海底に変化のあるところが魚が寄りやすく釣れる確率が高いです。

時間帯

主に日中。アナゴなど夜行性の魚は夜釣りで狙います。

釣り方

ここでは基本的な流れについて。

1. 針にエサをつける

虫エサの付け方は通し刺しが基本です。

やり方は、まず頭側から針を刺し、針と糸が結んであるところ(チモト)の手前まで針を通したら針先を出します。そしてエサが真っ直ぐになるように整えます。最後にタラシの長さを決めて、爪先を押し当てるようにつまんで切ります。

タラシの長さは、キス・ハゼ狙いであれば1~2cm程度。小さなシロギス(ピンギス)を狙う場合は、タラシ1cm未満(ほとんど無しの状態)にします。

カレイ・アナゴ・スズキ狙いであれば1匹まるごとつけます(1匹掛け)。

2. キャスト

キャストするときは、あまり力まず、ややゆっくりとした動作で投げるようにしましょう。特に竿のスペック(錘負荷・適合ウエイト)を超えるオモリを投げるとき、ルアー釣りのようなキャストをすると竿が折れてしまうことがあります。穂先が柔らかい磯竿で投げる場合は要注意。

※他にも注意点があります。こちらを参照 → キャストするときに気をつけること

投げた後はリールを巻いてラインを張った状態にします。

3-a. さびく

竿をゆっくりとあおる、またはリールをゆっくりと巻いて仕掛けを少しずつ手前に動かしていきます。こうすることで魚のいるポイントを探っていくことができます。

さびいてる途中で底を引きずっている感じが重たくなった場合、そこはカケアガリ(海底の傾斜・起伏)になっています。魚が集まりやすいポイントなので、少し置き竿にしてみるとよいでしょう。

3-b. 置き竿

文字通り竿を置いてアタリを待つスタイル。

沈み根などが多いポイントでは、さびくとすぐ根掛かりしてしまい仕掛けの消耗が激しくなるので、ポイントに投げ込んだらそのまま置き竿にするのがセオリーです。

砂浜など竿を立てかける場所がない釣り場では竿掛け(三脚タイプ)が必要になります。

4. アタリ

魚のアタリは「ブルブル」「コツコツ」といった感じで手元に伝わります。置き竿にしてるときは竿先がググググッと動いたりします。

アタリがあったら、一呼吸置いてからそーっと竿先を動かしてみます。そのときに「ブルブル」や「グングン」といった魚が掛かっている感触があれば、竿を立てた状態でリールを巻いて魚を寄せていきます。

アワセは特に必要ありません。投げ釣りに関しては基本的に向こうアワセ(自動的に魚が針に掛かった状態になる)になります。

5. 魚を抜き上げる

キスやハゼなど小さな魚であればそのまま抜き上げます。やり方は、魚を手前まで寄せてきたら竿を水平ぐらいの状態にして、魚(仕掛け)が海面の位置になるまでリールを巻いたら、竿を立てながら魚を陸にあげます。

抜き上げるとき、竿を真っ直ぐ立てないように注意してください。特に磯竿やライトゲーム用ルアーロッドだと、穂先が無理な角度で曲がって折れてしまう恐れがあります。

魚が大きい場合は、無理せず玉網を使ってすくうようにしましょう。

玉網(ランディングネット)の選び方についてはこちら

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