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魚をさばくのに必要な道具とおすすめ~包丁やまな板、それ以外にあると便利なもの

管理人が釣った魚をさばくとき、実際に使用している道具を紹介します。

包丁

管理人はごく普通の包丁を使っています。「三徳包丁」「文化包丁」などと呼ばれてるものです。

特に大きい魚でもない限り、ご家庭にある普通の包丁で十分さばけます。

 

アジの3枚おろし。普通の包丁で問題なし。

 

ヒラメの5枚おろし。これも普通の包丁でできます。

 

もしお金の都合がつくなら、刺身用の包丁を買うといいです。

「刺身包丁」「柳刃包丁」などと呼ばれる細長いタイプのものです。

魚の皮をとるとき、三徳包丁よりやりやすく、きれいにできます。

(ちなみに包丁で魚の皮を切り離すことを“皮を引く”といいます。)

 

また、刺身にしたとき見栄えが違います。

包丁をスッと1回引くだけで切った刺身は、切り口がきれいです。

写真の柳刃包丁は刃渡り23cm。アジぐらいの大きさなら問題なし。大きめの魚になると刃の長さが足りず、包丁を2回引かないと切れないことがある。

包丁を研ぐ道具

貝印の包丁研ぎ器「関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナ AP0308」。

包丁を研ぐことは魚をさばくうえで欠かせません。

包丁の切れ味が鈍いと、魚やイカなどの皮がなかなか切れず、作業が捗らないからです。

研ぐ道具は、砥石のような本格的なものもありますが、ご家庭用の包丁研ぎ器・シャープナーと呼ばれるもので十分です。

「切れ味が鈍い」と思ったら、ササッと研げるものが便利です。

まな板

写真のまな板のサイズは、小さいのから順に、34x23cm、48x28cm、60x30cm。

小魚であれば普段使ってるまな板で事足ります。

ある程度の大きさの魚を狙うなら、なるべく大きめのまな板を用意したほうがいいです。(大アジや大サバぐらいなら写真の48cmので間に合います)

使い勝手を考えると、流しの中に納まる範囲で大きいものがいいと思います。

まな板の素材は、漂白剤が使えるプラスチック(ポリエチレン)製が衛生的でよいと思います。

 

ちなみに、まな板を洗ったあと水気を切るとき水切りワイパーがあると便利です。

魚をさばくとき、まな板をマメに洗うことが多いので重宝します。

「遠藤商事 まな板水切りワイパー」

ウロコ取り

魚のウロコを取る道具。

包丁でも取れますが、ウロコが飛び散り、あと片付けが大変です。

ウロコの飛び散りを抑えるカバーがついてるタイプがおすすめ。

写真は貝印のウロコ取り。このようにカバーがついている。カバーは取り外し可。

 

ペットボトルのキャップ(蓋)。釣り人の間では、これもウロコ取りに使えることで知られています。

管理人も以前はペットボトルのキャップを使ってました。

しかし、キャップをつかんでる指に魚のトゲが刺さって怪我をすることがありました。

そのとき手袋に穴が開くので、新しい手袋に交換……といったことが何度もあったため、いまはペットボトルのキャップは使ってないです。

市販のウロコ取りは、その辺の使い勝手をよく考えてある道具だということが分かりました。

 

骨抜き

三枚におろした魚の小骨を抜くときに使います。

使い方は毛抜きと同じで、つかんで引っ張って抜きます。

 

骨抜きを選ぶときは厚みがあるものを。

薄いと、骨をつかんで力を入れたとき本体がゆがんで、かみ合わせがずれることがあります。そうなるとちゃんとつかめないので、骨を抜くのに手間取ります。

写真上はパール金属製の骨抜き「CC-1101」。下の骨抜きと比べて厚みがあるので、小骨をしっかりつかめます。

キッチンバサミ

イカをさばくとき、小アジのような小さな魚をさばくときに活躍します。

イカをさばくとき、包丁よりハサミのほうがやりやすいです。

金ダワシ

カレイヒラメのウロコを取るときなどに使います。

カレイやヒラメの場合、ウロコ取りや包丁でこすっても落としにくいので金ダワシを使います。

ブラシ

開いた魚の腹を掃除するときに使います。

写真のは掃除用のブラシと歯ブラシ。歯ブラシは小さい魚用です。

いずれも100円ショップのもので十分。

※「ささら」と呼ばれる道具もあります。

手袋

「エステー モデルローブ No.600 ニトリル手袋」

水産業向けの厚手の手袋がおすすめ。丈夫で穴が開きにくいです。

管理人の場合、ウロコを落とす~三枚におろすまでの間は、この手袋をはめて作業します。

怪我の防止はもちろん、手に魚の臭いがつきません。

 

ちなみに調理器具や食器を洗うときにも、炊事・掃除用のビニール手袋を使ってます。

魚をさばいて料理するようになると、何かと洗い物が増えます。漂白剤を使うことも増えます。

手荒れを防ぐためにも、手袋は使ったほうがいいです。

ボウル、角バット

魚を入れておくための容器。

魚を入れるときは、以下の工程が済んだときです。

  • ウロコを取った後
  • 頭と内臓を取って水洗いした後

また、魚を冷蔵庫に入れて保存したい場合にも使えます。

管理人は、釣ってきた魚をさばくのは明日にしようと思ったとき、魚を角バットに入れてラップをかけて冷蔵庫に入れて保存することがあります。

ステンレス製の角バット。一番大きいサイズは8枚取。

キッチンペーパー

手を拭いたり、水洗いした魚の水気を拭き取るとき、などに。

管理人の場合、魚をさばいて料理するときは結構キッチンペーパーを使います。

ふきんもありますが、臭いや汚れ・洗う手間を考えるとキッチンペーパーを使ったほうが衛生的でラクだと思います。

サランラップ、ジップロック

さばいた魚の身を保存するときに使います。

管理人の場合、魚の身をサランラップで包んでからジップロックに入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存します。

このようにサランラップで包んだ魚の身をまとめて入れて保存してます。

水切りネット(ストッキングタイプ)

魚をさばくときにウロコやヒレなどをそのまま流してると、排水管が詰まる恐れがあります

それを防ぐために排水口に水切りネットを必ずセットしておきます。

ストッキングタイプは細かいウロコもキャッチできます。

ビニール袋

魚をさばいたとき、ゴミになった部分を捨てるときに使います。

管理人の場合、魚のウロコや内臓などが入った水切りネットをビニール袋に2重で包んで、燃えるゴミの日になるまで冷凍庫に入れておきます。

キッチン用漂白剤

使い終わったまな板などを洗うときに使います。

魚の臭いは食器用洗剤だけでは落ちないです。

泡が出るタイプがおすすめ。

魚をさばくとき参考になる動画

さばけるチャンネル

魚種ごとに魚のさばき方を紹介しているYouTubeチャンネル。

魚をさばく手順がシンプルで分かりやすいです。

さばけるチャンネルの人気の高い動画はこちらから