リールにラインを巻く方法

ポイント

ラインの巻く量

ラインはスプールの9分目(スプールのエッジから1~2mmほど内側まで)まで巻いておくのがポイント。

理由としてラインの巻く量が少なすぎるとキャストのときスプールエッジにラインが当たって飛距離が落ちるからです。

逆に、ラインを巻きすぎる(スプールエッジのギリギリ以上巻く)と、ライントラブルの原因になるので注意。

(ライントラブルというのは、例えば、キャストしたときに巻きすぎた分のラインが一気に出てグチャグチャになってしまう、等)

一般的なスプールの場合、写真のようにスプールエッジの近くまでラインを巻いておくのが理想。
シマノ製リールの「AR-Cスプール」の場合、前ツバのテーパー部の根本から9分目ほど巻くようにします。

下巻き

糸巻き量の多いスプールに細いラインを巻きたい場合、あらかじめ使い古したラインやビニール紐などをスプールに巻いておくことを「下巻き」「底上げ」と呼びます。

写真はスプールの下巻きをビニールひもでやっているところ。お金はかかりませんが、均等にキツ目に巻かなければならないので、時間と手間がかかるのが欠点。

スプールの下巻きについては、以下の記事も参考に。
リールにラインを巻く(下巻きありの場合)

巻いたラインの号数と長さをメモする

リールや替えスプールを複数所持している場合、大抵それぞれに巻いたラインの号数や長さの記憶が時間と共にあやふやになっていきます。

そこで、ラインを巻き替えた際に、その号数と長さをメモしておくとよいです。

おすすめのやり方は、スプールの内側に号数と長さを記入したラベルを貼るとよいでしょう。

ラベルとボールペン。100円ショップで買えるもので十分。
ラベルにラインの号数と長さを書いて、スプールの内側に貼ったところ。ラインを巻いた日付も書いておくといいでしょう。

一般的な巻き方

用意するもの

  • リール
  • ライン
  • ロッド
  • 濡れ雑巾
  • 鉛筆など(ボビン(ラインのスプール)の中心にある穴に通すことができる太さの棒)

手順

1. ロッドにリールをセットする

リールシートにリールをセットしてからナットを締めてセット。ラインは元ガイドだけに通すので、継ぎ竿の場合は継ぐ必要はありません。

2. リールのスプールにラインを結ぶ

元ガイドにラインを通し、リールのベイルを起こしてスプールにラインを結びます。

8の字結びを使えば、スプールにラインを取り付けたり外したりするのが容易になるのでおすすめ。

スプールにラインを取り付けた状態。これで巻き取りの準備が完了。

3. リールにラインを巻く

座った状態で作業します。

まず、ラインのボビンに棒を通し、棒の両端を足の指(親指と人差し指の間)でつかみます。

次に、ロッドを持って、グリップ部分の端(グリップエンド)部分を、お腹に当てるか股に挟むかして固定します。

そして、ハンドルを回す手の反対側の手を使って、濡れ雑巾でロッドとラインをつかみます。この状態でラインを巻き取ります。

 

ラインを巻き取るときのポイントは、ラインをたるませず、軽く張った状態にして巻き取ること。

ゆるゆるに巻いてしまうと、仕掛けを投げたとき、ラインが一気に飛び出てグシャグシャになってしまうトラブルが起こりやすくなります。

専用の糸巻き機を使う場合

一般的な巻き方で紹介した方法は、常にラインテンションに気を使いながらリールを巻いていかなければならないので効率にやや難があります。

(釣りでは「釣り糸を張る」ことを「ラインテンションをかける」などと表現することがあります。特にルアー系。)

複数のリールのラインを巻き替える場合や、大型リールで何百メートルもラインを巻かなければならないときは大変です。

そこで出番になるのが専用の糸巻き機。

ボビンとリールをセットして巻けば、一定のラインテンションを保ちながらラインを巻くことができます。

ただ巻くことに集中すればいいので、ラインを巻き替え作業が早く効率よくできるようになります。

写真は「スーパーラインマーキー(第一精工)」。

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