手・指先の防寒対策

冬に釣りするとき、手の防寒に使えるもの、指先の冷え込みを防ぐ方法について。

グローブ

釣りでは手先を使うことが多いため、指出しグローブが一般的。フィンガーレス、フィンガーカットと呼ばれるものです。

秋冬用のグローブは、指を3本出すタイプ(親指・人差し指・中指を出すタイプ)が多いです。他には、指先を出す部分を最小限に抑えたものもあります。

指先の部分だけ脱いだり被せたりできるグローブ

釣り用のグローブの中には、指先の部分だけ脱いだり被せたりすることができるグローブがあります。


写真は「クリマバリア フィッシンググローブ(モンベル)」。親指・人差し指・中指の先の部分だけ脱いだり被せたりできる。


指先を折り返して、ゴムバンドで留めることが可能。

このタイプは、針にエサを付けるときなど、必要なときだけ指先を出すことができます。


こちらは「5本指出しグローブ(プロックス)」。指先の部分をベルクロ(マジックテープ)で留めることができる。


指先を出した状態。

グローブのレイヤリング

服や靴下のレイヤリングと同じように、グローブも重ねたほうが防寒性がアップします。

例えば、最初に薄手の手袋をはめてから、防風性のあるグローブをはめる、といったものです。(最初にはめるグローブのことを「インナーグローブ」と呼んだりします)

管理人はインナーグローブとして、100円ショップやホームセンターで売ってる指出し手袋を使ってます。

リストウォーマー

手首の部分の保温性をアップさせるアイテム。

リストウォーマーが必要になる場面は、ジャケットの袖口とグローブの間に隙間ができてしまうとき。例えば、ルアーをキャストするときや、腕を動かしてるときに、手首が露出してしまう場合です。

ちなみに、防寒スーツ(ウインタースーツ)の中には、袖口や手首をカバーする形状のものがあります。


「イージスオーシャン(ワークマン)」の袖口。リストガードと呼ばれるもの。ジャケットの袖口がこのようなタイプであれば、袖口から冷気が入り込むことがありません。

カイロ

冬の釣りでは、カイロは指先を温めるために欠かせないものです。

海釣りの場合、針にエサを付けたり手を洗ったりなど、指先が冷え込みやすいです。

またルアーやエギングの場合、あまり分厚いグローブだとやりにくいので薄手のグローブに限られてしまう、といった理由もあります。

指先を温めるのに使うカイロ

カイロは、使い捨て用と燃料タイプがあります。

使い捨てカイロは、手軽さがメリット。どこにでも売られていて、使うときは袋を開封するだけの手間いらず。

燃料タイプのカイロは発熱量が多く、指先を早く温めたい場合に重宝します。使うときは、燃料を本体に入れてから火口をライターの火であぶる必要があります。


燃料カイロとして有名なハクキンカイロ。

※燃料タイプのカイロは直接燃料に火をつけて燃やしているわけではありません。服のポケットに入れても安全に使うことができます。

発熱の仕組みについて詳しくはこちら。
⇒ ハクキンカイロについて

手首にカイロを貼る

貼るタイプのカイロを手首に貼れば、指先の冷えを抑えることができるとされます。貼るときは、素肌にではなく、アンダーウェアの上から貼るようにします。

また、手首用のカイロがあります。お店では「巻きポカ」などの名称で売られています。

補足:手や指先を冷やさないために心がけること

なるべく素手を出さないようにする

釣りでは仕掛けを準備したりエサをつけたりと、なにかと指先を使う場面が多いため、冬場はどうしても手や指先が冷えてしまいがちになります。

一度手が冷え込んでしまうと指先が思うように動かせなくなり、カイロで温めても手の感覚が戻るのに時間がかかります。

なので手が冷え込まないように、針にエサをつけるなどで手を使う(指先を出す)とき以外は、グローブを着用し、カイロで手を温めるようにします。

手を濡らさないようにする

エサをさわったり魚をつかんだりして手が汚れたら、水で洗わず、タオルやウェットティッシュで拭くようにします。

冬場、バケツに汲んだ海水で手を洗うと、すぐに冷え込んでしまいます。

また、魚をつかむときは、フィッシュグリップなどの道具を使うようにします。

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