足・つま先の防寒に使えるものについて。
この記事は、冬の釣りをする方のために書かれたものですが、日常での足元の防寒を知りたい方にも参考になる内容となっています。
※脚の防寒(ズボン・タイツなど)について知りたい方はこちら。
⇒ 冬の釣りの服装(防寒対策)
靴
冬の釣りに使える靴は、アウトドア系か作業着・ワークウェア系の防寒靴です。
雪道対応の靴は厳寒期向け。保温性や防水性を重視した作りになっています。
ローカットのスニーカーや運動靴は避けましょう。通気性がいいため、風が吹くと足元が冷え込んでしまいます。
シューズ
冬用のアウトドア系シューズ。丈の長さがくるぶしまでおおう形状(ハイカット)のもの。
歩き回ることが多い人は、シューズタイプがおすすめ。ブーツと比べて軽量で歩きやすいです。ルアーや探り釣り、釣り場まで長い距離を歩く人向け。
お店では「ウインターシューズ」「スノーシューズ」といった名称で売られています。
ブーツ
アウトドア系のウインターブーツ。丈が長い分、防寒性に優れます。
歩くことが多い場合は、重たい防寒ブーツに注意。例えば、靴底がゴム製で厚底のものです。
お店では「ウインターブーツ」「スノーブーツ」「ノルディックブーツ」「ビーンブーツ」「ソレル」「ブーティー」といった名称で売られています。
中敷き(インソール)
インソールの中には防寒用のものがあります。見た目がモコモコ・フワフワとしてるものです。
普通の平らなインソールには保温性がなく、冬だと靴の底冷えの原因になります。防寒インソールであれば、靴の保温性がアップし、靴の底冷えを防ぎます。
お店では、「ムートンインソール」「ボアインソール」といった名称で売られています。ウール(羊毛)や化繊(吸湿発熱繊維)を素材としたものが多いです。
ウールのインソール。製品名は「OHP モコモコムートンインソール(OH plus)」。履き心地は足の裏が包み込まれるような感じで暖かい。嫌な臭いもしません。
また、通気性がよくムレ防止になるタイプのインソール(ハニカムインソール)も使えます。
このインソールを入れて靴を履いてるとき、インソール自体が空気の層となるので保温性もあります。
靴下
冬は靴下の2枚重ねがおすすめです。薄手のものと厚手のものを重ねます。薄手は速乾性を重視。厚手は保温力を重視してます。
素材はウールがおすすめ。湿っても冷たくならず、暖かさを保つからです。
綿(コットン)の靴下は避けたほうが無難。綿素材の靴下は乾きにくく、湿って冷たくなりやすいからです。
薄手
薄手のウールソックス。5本指タイプ。管理人は最初にこれを履いてから厚手の靴下を履いてます。
5本指の靴下は、つま先が冷たくなる現象(汗冷え)が起こりにくいです。指と指の間(指の股)の汗を吸い取り、つま先をドライに保つからです。
厚手
厚手のウールソックス。製品名は「トレッキングヘビークルー(スマートウール)」。
厚手の靴下は登山用がおすすめ。冬山用のものは分厚く、普通の冬用靴下とは暖かさが違います。管理人が真冬の早朝や夜釣りをする場合、迷わず登山用の靴下を履いてます。
靴下の内側は、パイル地になってるものが暖かいです。例えば、上記の写真の靴下がパイル地のものです。下側に写ってるのが裏返した状態で、写真をタップして拡大すればパイル地だと分かります。
カイロ
足元が冷え込みやすい真冬の釣り・夜釣りでは、直接温めることができるカイロは重宝するでしょう。
足元に使えるカイロの種類
- 靴下の裏に貼るカイロ
- 靴の中に敷くカイロ(インソールタイプ)
- 貼るカイロ(足首に貼る)
靴下用のカイロを使う場合、予備を携帯しておくことをおすすめします。使ってる途中でカイロが湿気って発熱しなくなることがあるからです。靴の中はムレやすく、ブーツのような通気性の悪い靴だとカイロが途中で発熱しなくなることがあるので注意。
補足1:靴のサイズの選び方について
冬用の靴は、厚手の靴下を履いたり、厚手の防寒インソールに替えたりすることを考えると、ワンサイズ以上大きめで選んだほうがいいでしょう。
靴ひもが甲まであるタイプなら、ひもでフィット感を調節できるので、サイズ通りの靴を選んでも窮屈になりにくいです。
しかし、やはり実際に試着したほうが無難です。厚手の靴下を履いた状態で試着するのが望ましいです。
お店でじっくり靴を選ぶ時間がない方は、以下をお読みください。自宅で試着する方法があります。
失敗しない靴の買い方
冬用の靴を買うとき、靴下の厚みも考慮してサイズを選ぶ必要があります。
- 厚手の靴下を装着したときの履き心地はどうか?
- 靴下を重ね履きした状態での履き心地はどうか?
といったことを試したいわけで、じっくり選びたかったりします。
そこでAmazonを利用します。Amazonで売られている服や靴は、試着目的で注文することができます。
商品の代金を一旦支払う形となりますが、試着したあと返品すれば代金は戻ってきます。返送料はAmazon持ち、返品に関しては一切お金はかかりません。
大まかな流れ
- まずAmazonで異なるサイズの靴を注文する。
- 自宅に届いたら履き比べる。
- 気に入ったサイズはそのまま手元に置き、いらないサイズは返品します。返品するときに使う段ボールは、ちょうどいい大きさのものをスーパーで探すか、送られてきたときの段ボールをカッターを使ってちょうどいい大きさに加工する。
- 返品した分のお金は、商品が無事Amazonに届いた後、数日後に返金処理されます(カードの場合)。
Amazonで靴を買うメリットは、家でじっくり試着できる点です。様々な靴下を履いて、履き心地を試すことができます。実店舗のように店員や他のお客の目が気になることもありません。
靴を買いたくても忙しくて、お店が開いてる時間になかなか行けない方におすすめの買い方です。
なお、返品無料となる条件にはいくつかルールがあります。
補足2:冬の時期は靴・ブーツのカビに注意
家に帰ったら、靴とインソールを乾かすようにしましょう。そのままにしておくとカビが生えます。
カビが生えてしまったムートンインソールの裏側。黒く汚れて見える部分がカビ。
面倒ですが、家に帰ったら靴からインソールを取り出して、それぞれ乾燥させます。なるべく暖かい場所に置いて乾かすようにしましょう。日陰だと全然乾きません。
靴を短時間で乾燥させるには、靴用の乾燥機を使うのが一番です。安いものであれば、1台2千円ぐらいで買えます。
くつ乾燥機があれば、冬の時期に靴を洗うこともできます。