ルアーロッドの選び方

ルアーロッドを選ぶ際に参考となる情報をまとめてあります。

釣り方から選ぶ

• シーバス
• ヒラメ・マゴチ
• 青物・ショアジギング
• アジング
• メバリング
• 根魚・ロックフィッシュ
• エギング（アオリイカ）

長さとロッドパワー

基本的に、長さがあるほど遠投しやすく、足場の高い釣り場で有利になります。

ロッドパワーがあるほど重いルアーが投げられ、大きな魚とのやりとりに有利になります。

ft（フィート）とinch（インチ）

ft（フィート）とは、長さを表す単位で、1ft＝約30cmです。

inch（インチ）も同じく長さの単位で、1inch=約2.5cmです。（ちなみに12inch=1ftです。10inch=1ftではない点に注意。）

磯竿や投げ竿などはm（メートル）やcm（センチ）表記ですが、ルアーロッドはftとinch表記が主流です。

参考: ft（フィート）表記のロッドの長さをm（メートル）に換算

ロッドパワー（パワーアクション）

ロッドパワー（パワーアクション）とは、ロッドが曲がるときの硬さ（パワー）を指し、これによって投げられるルアーの重さや対象魚が決まります。

ロッドパワーはMLやMといった英字で表すのが一般的。大抵のメーカーでは、長さ（ft）と合わせて90MLや96Mといった形で書かれていることが多いです。

↑は主なロッドパワーの一覧表。

UL＜L＜ML＜M＜MH＜H＜XH、EXHの順でパワーがある。

なお、メーカーによっては、より細分化されている場合があります。

ガイド

ルアーロッドのガイドリングには、主にハードガイドとSiCリングがあります。

また、ガイドフレームには糸絡みが少ない形状になっているKガイドと呼ばれるものがあります。

Kガイド。

現在、海でのルアーフィッシングはPEラインを使うことが主流になっていて、ルアーロッドのガイドリングは硬い素材であるSiCリングが良いとされています。（ハードガイドなどでもPEでの釣りは一応可能。）

もし本格的にルアーフィッシングをやるのであれば、最低限トップガイドがSiCリングのものを。安いお店であれば1万円ぐらいで購入可能です。できれば、Kガイドなどが搭載されたPE対応モデルを選ぶといいでしょう。

ティップ（穂先）

チューブラー

穂先が中空（パイプ状）のもの。強度と反発力がある。一般的なルアーロッドはこのタイプ。

ソリッド

穂先が中空でないもの。柔らかくて食い込みがよいので、メバルやアジなどのライトゲーム向け。折れやすいので扱いには要注意。

装着するリール

ルアーロッドに装着できるリールには、スピニングリールかベイトリールの2つに分けられます。

スピニングリールが装着できるものはスピニングロッド、ベイトリールが装着できるものはベイトロッドと呼ばれたりします。

注意点として、スピニングロッドにベイトリール、またはベイトロッドにスピニングリールは装着できません。

ルアーとラインの適合数値

大抵のルアーロッドには、バット（グリップより上）あたりに適合ルアーウェイトと適合ラインの数値が書かれてあります。この適合値の範囲でルアーやラインを使うようにすることで、ストレス無くロッドが扱えます。購入する前には必ずチェックしておきたい数値です。

実際には適合値よりも重いルアーを投げたりすることは可能です。しかし、極端に数値から外れる場合、ロッドが壊れる危険があります。例えば、適合ルアーが30gまでのシーバスロッドで100g近いメタルジグを投げる、といった無茶な使い方は避けましょう。

仕舞

ワンピース

継ぎ目がない1本竿のタイプ。ブランクが持つ本来のアクションや強度を発揮することができるのが特徴。

ブランクの性能を最大限に発揮するなら継ぎ無しのほうが良いですが、現実的にはロッドが長くなればなるほど持ち運びに不便になります。そのため、ワンピース仕様は6フィート前後までの長さのもの（ボート、オフショア用）が一般的です。

並継ぎ（ジョイント）

ロッドが分割されているタイプで、継ぐことで1本のロッドとして使うことができます。

分割されている数は「継ぎ数」や「ピース」などで表されます。

振出（テレスコピック）

無線やラジオのアンテナのように、伸び縮みできるタイプ。

仕舞寸法が短いものは「パックロッド」「モバイルロッド」などと呼ばれています。

パックロッドはバッグやリュックに収納できるため、電車・自転車・バイクで釣りに行く方におすすめ。

• 振出のシーバスロッドまとめ
• 振出のショアジギングロッドまとめ
• 振出のエギングロッドまとめ
• 振出のライトゲームロッドまとめ

欠点として、ワンピースや並継ぎと比べパワーが劣ります。

また、使う時は穂先から順々に伸ばしていき、全てのガイドが真っ直ぐに並ぶように調整しなければならないので、準備に手間がかかります。

メーカー・ブランド

※リンク先は製品情報のページ。

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• シマノ > 製品情報 > ロッド > エギ・スッテ
• シマノ > 製品情報 > ロッド > ライトソルト
• ダイワ | ロッド | ソルトウォータールアー（ショア）
• メジャークラフト | ソルトロッドTOP

品番の見方

シマノ

ダイワ

メジャークラフト

その他・Q&A

初めてのルアー釣り、最低限どんなロッドがあればいいの？

ルアーロッドには様々な種類がありますが、基本的に「シーバスロッド」と「ライトゲームロッド」の2種類を揃えておけば大抵のターゲットを狙うことができます。

現在、海釣り用のルアーロッドはターゲットや釣り方ごとに細分化されていて、数がとても多いです。そのため、釣り初心者には最初はどれを選んだらいいのか迷ってしまいがちですが、まずは上記の2種類あれば十分でしょう。

※詳しくは後述の「用途別おすすめスペック」を参照。

バスロッドやトラウトロッドでも代用できる？

使えます。バスやトラウトに近い大きさの魚であれば問題なく釣り上げることができます。

エサ釣りへの流用について

ルアーロッドは、サビキ・チョイ投げ・探り釣りなどにも使えます。

サビキやチョイ投げはシーバスロッドやエギングロッド、ヘチ際などの探り釣りにはライトゲーム用（メバルやアジング）ロッドが最適です。

シーバスロッドでアジやメバルを狙える？

シーバス向けのロッドだと硬すぎて、「メバルやアジ用の小さなルアーだと軽すぎてうまく飛ばせない」「アタリがとりづらい」「魚を掛けてもバラシやすい」など、ストレスのたまる釣りとなり厳しいです。

ロッドは「狙う魚」「扱うルアー（仕掛け）の重さ」に合ったスペックのものを選ぶことをおすすめします。

用途別おすすめスペック

釣り方・目的に合ったルアーロッドのスペックを紹介します。

どのようなルアーロッドを選べばいいのか迷っている方は、以下の例を参考にしてください。

シーバスロッド

シーバスロッドは人気ターゲットであるシーバスを始め、ヒラメ・マゴチ・クロダイ・タチウオなどを狙うことができます。

また、ワカシ・イナダ、ソウダガツオ、サバなどの小型青物、回遊魚狙いのライトなショアジギングにも使えます。

エギングにも一応使えます。今はエギングロッドが主流ですが、エギングロッドが普及する以前の頃はエギングをやる人はシーバスロッドなどでやっていました。ただ、エギングロッドのほうが軽くてシャクリやすく長時間やっても疲れにくいです。なのでエギングも本格的にやりたいといった方は、お金に余裕があれば一本揃えることをおすすめします。

エサ釣り用途では、ちょい投げ・サビキ・投げサビキ・電気ウキなどに使えます。

スペック

↓は、ちょい投げなどでキャストできるオモリ号数の目安。

参考: オモリ号数をg（グラム）に換算

ブランド別、スペックの条件を満たす品番

ライトゲームロッド

ライトゲームロッドとは、メバリングロッド・アジングロッド・ロックフィッシュロッドなどと呼ばれる小型魚向けのロッドのこと。メバル・アジ・カサゴ・メッキなどが狙えます。

エサ釣り用途では、ヘチやテトラでの探り釣り（穴釣りなど）・ハゼやキス狙いのちょい投げ・ウキ釣りなどに使えます。

スペック

ソリッドティップは穂先が折れやすいので最初は選ばない方が無難。

↓は、ちょい投げなどでキャストできるオモリ号数の目安。

ブランド別、スペックの条件を満たす品番